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∞∞ダム日記23 まぼろしの23∞∞

3月28日

今日お話しすることは、木頭村(きとうそん)内で起きているややデリケー
トな話題で、アップするかしないかを一晩考えました........ZZZZ
で、以下のことをはっきり明言した上で、アップすることにしました。

一つ目に、言うまでもないことですが、これは、私個人の、外からの解釈で
ある、ということ。二つ目に、木頭村のことではあっても、木頭村「だけ」
の話ではない、と(私が)考えるので書く、ということ。この二点をご了承
ください。

【木頭村議会】
木頭村議会は20名で構成されています。
「ダム反対」派は15名です。
「国や県の話も聞こう」派は5名です。

村民の8割が「反対」。「ダム賛成」を看板に掲げる人は表面上いません。
しかし事実上「反対」と「推進」の二派がある、ということになります。

しかし、厳密には、どうやら3つの立場があるようです。

【3つの立場】
1.ダム反対派 Aグループ
 村長とその支持者。村内/外、日本全国、果ては海外にも情報
 を発信し、ダム反対への理解と協力を望む方針を持つ人々。
2.「ダム問題に関し国や県の話も聞こう」(推進)派
 Aグループの運動が効を奏して、村外の関心を集め始め、反ダム
 の方向になりつつあることに危機感を強めている人々。
3.ダム反対派 Bグループ
 ダム反対派として当選しながら、ダム反対対策費の監査請求を
 起こした人々。

この3番目は、非常に理解しにくい。
素人の言葉で平たく言うと、「村意に沿う(=票を集める)ために今年1月
の選挙前に表面上ダム反対の立場を取った人々」ということのようです。

日記19(賛成派の切り崩し)でお話した「監査請求」とそのビラは、この人
々から出されました。(ですから厳密には、「賛成派の切り崩し」と言うよ
り「権力病者によるゲリラ的切り崩し」ですね。)

絶対的に支持されている村長を追放し、自分(達)が村政を牛耳ろうという
のが目的のようです。このイソップ物語にでてきそうな人々は5人います。

表面的に出た動きとして、先週23日に開かれた木頭村議会で、推進派の高
石利一、松本利夫という二人の議員が、これまたダム反対対策費に関し、し
つような質問で食い下がり、収拾策として、予算の一部が削除され、予備費
に繰入れました。

持って考えてもいい話題であると考えるからです。日本狭しと言えど、問題
はあちこちにある。すべての問題に関心を持ち、情報を網羅することは無理
です。

前にも少し、お話ししたかもしれませんが、少しづつ、裏から忍び寄って村
内の対立を作りだし、反対運動を切り崩すという手法は、日本全国のダム建
設地で行われてきました。

実践のケーススタディにより、ダム建設の事業体である建設省は経験を積み、
どうやったら反対派を切り崩せるか、を熟知しています。「権力病者」「金
権病者」はお手頃な手先として利用します。

一方で、ダム建設問題が持ち上がった個々の地方では、初めての経験で、対
処の仕方が分からず、推進派(=建設省)によるあらゆる手法によって利害
関係や混乱、対立が生まれるというのが常でした。

過去に、今の木頭村と同じ問題を持った人々がいたはずです。その時にどう
やってそれを乗り越えたか、どう失敗したか、そういう知恵を持っていたら
教えてもらいたい、そういう経験を持った方が一人でも、この日記を読んで
いてくださったら、、、今日はそう考えながら、これを書きました。

確かにこれは木頭村のことです。木頭村の問題です。しかし、同時に税金の
使い方のことです。これから日本が進んでいこうとする方向のことです。
ですから、書きました。

まさのあつこ