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∞∞ダム日記24(縦にポチャン)∞∞

3月31日(金)

今日、昼休みに、「水問題原論」(嶋津暉之著)を読んでいたら、なーんだ、
そういうことか、という単純な発見がありました。その報告です。

【水道の用途】
3種類あるのですね。
1.家庭用水
2.都市活動用水(ビル、病院、学校などで使う水)
3.工業用水

【使用量のこと】
で、これら3つはここ20年で(東京では)、
家庭用水は----増えている。
都市活動用水は----横這い(床面積の増加にも関わらず)。節水が効を奏し
ているから。(デパートのトイレなどにある「節水にご協力ください」サイ
ン他は効を奏している!)
工業用水は----減少している。大量の水を使う重工業の時代が終わったから。

この状況は、おそらく、東京だけでなく、日本全国の傾向だと思います。
さて、木頭村のダム計画(*文末参照)の理由の一つは「水道、工業用水の
確保」。

と、言うことは。。。ダムの恩恵を受ける徳島県阿南市で、「1.家庭用水--
-増えている」これをなんとかすれば理由の一つはなくなります。

なーんだ。そうか、そうか。家庭用水が横這いになれば、それでダムが必要
だという理由の一つは消える!!!
阿南市どころか日本全国共通!

【水漏れのこと】
お弁当を突きつつ、さらに読み進めると、配水量に2種類あることを知りま
した。

私たちが水道をひねって使う量を「有収水量」と言い、使われずに漏水する
量を「無収水量」と言います。

まず、「無収水量」の存在を知りませんでしたから驚きました。
しかも、この「無収水量」が配水量に占める割合は、1971年では30%だっ
た!という所で、箸でつかんだニンジンをご飯の上に取り落としてしまいま
した。(水漏れって、馬鹿にならないのですね〜。)
漏水防止対策が取られ、1991年で、16%まで減少しています。1991年当時、
福岡市では10%まで減少したということです。(阿南市ではどうでしょう?)
つまり。。。

!!!水が足りなくなるからダムを造る、ではなく、もっと他に方策はある!!!


【足りぬなら、足らせてみしょうホトトギス】
<<行政ができること>>
漏水防止対策を続けること。漏水0%を目指す。

<<企業ができること>>
節水商品を開発すること。
例1.洗濯機---
ヨーロッパで主流の、洗濯槽が縦に回転する型なら、使用水量が少なくて済
む。
大太鼓の下半分に水があると想像して下さい。洗濯物が入っているこの太鼓
が「縦」に回転するので、下にあった物が上に回って「ポチャン」と落ちて
くる感じ。
横にグルグルたっぷりの水で流すなんて早くやめよう!

例2.トイレ----
車の排ガス規制があるように、トイレの排水規制があってもいい。
規制緩和に向かっているけれど、国民(とその環境)を守るための規制(国
による政策)や企業による自主規制は必要。
1回に16リットルの水を使う必要のないトイレを作ろう!

<<住民ができること>>
あらゆることに目を向けて、あれこれ考えること。
そうすれば、ダムなどに頼る場合ではない、答えは節水にある、ということ
がわかります。(話が飛躍し過ぎかな(^^)?)
まじめな話、考えてみましょう。
人口増加や他の要因(贅沢など)で水が足りなくなるかもしれないのなら、
人口増加率など、その要因から、一人あたりの節水すべき量も決まってきま
す。

3%なのか、5%なのか。これは行政サイドが資料を公開すればいい。例え
ば、「7%節水する努力をしてくれ、そうすればダムを造らなくて済む。税金
を費やさなくて済む。その分増税しなくて済む」と呼び掛ける。
税収が足りないから増税、の逆の発想。

国民にしたら増税されるよりいい。ダム建設のために無駄に森を壊さず、二
酸化炭素量の軽減にも役に立てる。
何%節水しろ、は、単に節水しろ、と言われるよりやりやすい。
そして、のんびり、自分に合った無理のない節水方法を習慣化すればいい。

理と時流に適った方針であれば、理解して努力するのが日本人の強み。
「省エネ」という方針に沿って、電力消費を抑えた実績だって私達は持って
います。

今度は水の番だ。

まさのあつこ

*木頭村にダムをダムを造らないで下さいと建設大臣にお願いする手紙のフ
ォームがダム日記22(ダルマさん)にあります。賛同してくださる方はご協
力ください。