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∞∞ダム日記26(蛍)∞∞

4月5日(水)

不定期で週に4回位アップの「ダム日記」。最近、月曜日の夜に覗いても何
も残っていませんが、あしからず(バッサリ削除されるようですね)。「日
曜日までに」がコツです。どうぞよろしく(ペコリ)。

【たとえば蛍】
ユカタン半島でマヤの遺跡を歩いていた時のこと。
ジャングルの上に顔を出すピラミッドのてっぺんが気持ちよいので、古代の
天文台と果てしない樹海を飽きることなく眺めていたら夕暮れてしまい、バ
スも逃し、近くの集落までトボトボと歩きました。
やがてとっぷりと暮れなずみ、足元もおぼつかない闇につつまれました。

すると、見え始めたのです、森の上を飛ぶ蛍。あっちにもこっちにも、木々
の中にも、足元の草むらにも、チカチカ、だんだんに増えました。
しまいには、天から無数の星が舞い降りてきたように、ふわふわ と。
あたり一面に蛍のミルキーウェイ。

川の国ニッポンにもこんな風景が前にはあったはずだ。
                  ^^^^^
今でもどこかにきっと、残っているはずだ。3万本の川うち、いくつかな。
3本くらいかな。それ以下かな。以上かな。
それ以外、みんな駄目にしてしまった。駄目にさせてしまった。ダムとコン
クリート三面張りで。
もうやめよう。やめさせよう。やめてください。

川に住むのは、魚だけじゃない。
(幼虫時代を川の中で過ごす虫も蛍だけではない)

【おかど違い】
建設省が3月31日「今後の河川環境のあり方について」を発表。その中で
河川行政に取り入れる視点として『生物の多様な生息・生育環境の確保』が
挙がっています。
変だ。
建設省は壊し屋なのだ。

壊し屋が、一方で環境のあり方を発表するなんておかしい。殺し屋が病院も
やるようなもんだ。直りますからね〜、なんて言われたって正体を知ってい
れば、信頼しろというのがおかしい。
転換への第一歩というのは分かります...でも、仕事が違うんだな。そういう
仕事をしたい人は環境庁へ行ってください、です。

これからも、建設省は必要だと思う仕事を判断すればいいではないか。
環境を守るのは環境庁がボスになってやればいい。そして環境の側面から徹
底的に、それこそ官民一体となって協力し、「これはいかん」と決断を下し
たら、政治家の駆け引きに潰されることなく、純粋に、職責として、止めに
入ることのできる関係を、政治を作る方が先決だ。

建設省自らがこんなものをわざわざ発表するのは、省庁間のチェック機能が
うまく働いていない証拠を出してくれたようなものだ。

建設省の仕事は終わった。環境庁を格上げする時代だ。

まさのあつこ

追伸:徳島県那賀郡木頭村に計画のある細川内ダム建設に反対しています。

不要になったダム計画のゴリ押しが日本の片隅のアチコチにまだあることを
日々忘れないでください。
昨日アップした(ものがたり)の教訓の一つは、北川環境庁長官のやった仕
事を理解し評価する関心と力が、こま鼠君たちにあったら、選挙でたぬき君
の鼻をあかすことができた、ということです。
情報化社会に生きている私たちの責任で、蛍も減っていきます。増やすこと
もできます((^_^))。