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∞∞ダム日記30(森のおなら)∞∞

4月14日(金)

お疲れさま〜。やっと金曜日。外は雨。

今週、仕事へ行く電車の中で読んだ本「環境倫理学のすすめ」(加藤尚武著)
の内容の、読んだ所までを私の言葉で説明してみます。

地球を一切れのパイであるとすれば、人口は増えているので、一人分の分け
前は確実に小さくなっている。
その昔(しかしごく近い過去)、仲良く皆で分けなければ大変だと危機感を
持ったそのパイは「石油」だった。
今や「空気」だ。
足りないと思っていた石油を全部燃え尽くす前に、二酸化炭素で地球がふや
けてしまう。一方で二酸化炭素を食べて酸素のオナラをぶっぱなしてくれる
森をドンドン切ってしまう。
分け前どころか、パイの大きさが縮んでいる。

3週間持ち歩いているわりに、どのあたりまでしか読んでいないかが、この
本を下さった方にバレてしまう。あらゆる示唆に富んでいるので、読んでい
ると頭の中で横道に逸れてなかなか進みません。(>>有難うございました。
非常に興味深いです)

話は変わって、先日、寝ぼけ眼でラジオをパチンと付けると「風力発電」と
いう言葉が聞こえてきました。条件反射的に(^^;)、がばっと起きてノートを
取りました。

【1時間1キロワットの発電コスト】
お金で換算するのもコストなのですが、このラジオの先生のは、「二酸化炭
素放出量」に換算したコストでした。それによると、

石炭発電 262グラム
石油   200グラム
水力     5.5グラム
風力    19グラム
原子力    6.8グラム
太陽    52グラム

「二酸化炭素放出量」コストで見ると、温暖化という切り口で見た水力発電
は一番優秀です。「しかし、他の意味で環境にコスト(負荷)がかかります
よ」というようなこともおっしゃる。寝ぼけながらも「ふむ」とうなりまし
た。

原子力も優秀であるかのように見えます。「しかし、廃棄物がでます」そん
なこともおっしゃるので「おぬし何者!」と二度うなる(^○^)。

そうなのだ。乾電池の捨て場にも困るような私達。安全に捨てることのでき
ないゴミを出し続けるのは、変。

あなたは、核廃棄物のドラム缶を手渡されたら、どこへ持っていきますか?
こんなふうに考えてみます。

どこへ持っていこうと、それは自分の子供の庭に埋めるようなものだと。
地球は狭く、パイは小さくなっているのです。

また、ラジオの先生によれば、ドイツは1992年ブラジルで開かれた環境サミ
ットで「2050年までにCO2放出を20%削減しよう」という目標値が出されたの
に対し、自主目標「25%」を設定したそうです。

そして、その目標達成のためなら役に立つことはなんでもやろう、「電力は
風力と太陽発電でいく」と決めたそうです。
よぉっ!哲学者の国ドイツ!
最初に観念ありき、なのだ。
技術をそれについていかせる。

これです。政治はこれです。政治家のリーダーシップとはこれです。
アメリカもダム建設をやめるという政治的決断を下した。内部にはその方針
(転換)に従いたくない者もいる、圧力もある、でも、リーダーが世論を受
けてそう決断した。

ドイツ、アメリカとくれば、日本。先進国がまず転換しなければならない。
途上国は私達に続こうとしている。

「29(一回勝負)」に徳島県知事宛ての手紙のフォームがあります。木頭村
の細川内ダム建設反対運動の応援に賛同してくださる方はドシドシご協力お
願いします。最近、「声」は叫び続ければ確実に届くような気がしています。

ちなみに、お金で換算した風力発電の1時間1キロワットあたりのコストは、
40円だそうです。二酸化炭素量だけでなく、他の環境コストを考える単位を
作れば(何種の生命が影響を受けるかなど)、多目的ダムで可能になるダム
のコストがめちゃくちゃ高いことが証明できるんだけどな、と思いながら二
度寝入りをしてしまったのでした....ZZZZ

まさのあつこ