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∞∞ダム日記35(鬼の首)∞∞

4月25日(火)

今日「流域」という言葉を見かけた時「アマゾン流域に暮らす原住民」とい
う言葉が浮かびました。この言い方で言うと、私達だって川の流域に暮らす
「和人」だったのですね。心の中に高い位置からの俯瞰図が浮かびます。川
を中心に集落が広がる風景です。そんな一集落で生まれたのが「桃太郎」で
あり「一寸法師」でした。
はて、鬼退治に行くのはどちらでしたっけ? というわけで、、、

【鬼の首】
手に入りました。
細川内ダム建設の理由のひとつ「利水」に関する徳島県及び建設省の根拠な
き主張の証拠です。
鬼が島に行ったわけではありません。行ったのは相模大堰の裁判。

その後の報告会が始まる前の時間を利用して、「すいません。木頭村の署名
にもご協力いただけると有り難いのですが。。。」と小声で隣の人に言うと、
「はいはい」「次に回す?」と紙がスルスルひとりでに人の間を巡り、行方
不明になってしまいました。

報告会も終わり「はて、どこに行ってしまったのだろう?」とキョロキョロ
していると、部屋の向こうから「はい。これはどなたから流れてきたのでし
ょう?僕も署名したいからもう一枚!」と大きな声。相模川キャンプ イン
 シンポジウムの代表者。
なんと、この方が鬼が島でした。いえ、思いもかけない資料を持っていた。

「水資源開発問題全国連絡会」という全国のダム問題(1995年現在で18も
あります)と取り組む会が作った資料。
そこに鬼の首が挾まっていたんです。
「おお!こんな所に苦しいだろうに、鬼さん。今ここに解放してあげましょ
う。(^_^)」

【鬼の首を見よ】
那賀川流域の水需要の9割は工業用水。
その3/4を使用しているのが新王子製紙と日本製紙。

この2社と阿南工業用水道が
 持っている[水利権]が 1日 51万 立方メートル
1993年の[使用量]は 1日 28万 立方メートル
             ---------------------------------------
その差、余剰水量は    1日 23万 立方メートル

だというのに、徳島県が細川内ダムに求めている水利権が
             1日  3万 立方メートル

【23万余っているものに3万を足して26万にして】
     【一体何がしたいのでしょう?】

今日はこの一点に尽きます。
葉書で、封書で、「声」を届けることにご協力お願いします。

ーーーー宛名側ーーーー
徳島県徳島市
徳島県庁
徳島県知事 円藤寿穂 殿
ーーーーーきりとりーーー
親愛なる円藤知事

「細川内ダム」建設計画の白紙撤回をお願いします。

那賀川流域の工業用水利権 513千立方メートル。
1993年使用量       276千立方メートル。
水は余っていることを知事はもちろんご存じのはずです。

「利水」という言葉は、細川内ダム計画において、
今後、二度と使わないようお願い申し上げます。
科学的データに基づいた
住民本位の水行政を目指されますように。

1995年 月  日

住所
署名
ーーーーーーきりとりーーーーー

まさのあつこ