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∞∞ダム日記57(三次元の弥次)∞∞

6月9日(金)
「カラクリ忍者屋敷(建設省の予算委員会)を傍聴に行きませんか?」と電
話がかかってきた。意外な方がダム日記を読んでいる。単純にうれぴい(^。^)
/。
行って参りました。有難うございました。

【二重底二重蓋の四重苦】
「国民の代弁者である代議士が大臣に質疑応答をする図」を、テレビという
二次元ではなく、目の前の三次元空間で捉えたのは、生まれて初めて。

その感想は、、、「う〜む。複雑」です。

地域の問題を議論(審議?)する場合、勿論、地元住民が一番事情をよく知
っているんですよね。だけど国会の中での発言権がないから、仕方なく議員
の所へ陳情に行き、議員にお勉強してもらって、議員に質問してもらう。二
重構造でしょ?

政治家が答弁をする。だけど答える政治家の後ろには、ビシっと官僚がガー
ドし、プリントアウトしたメモを渡し、政治家はそれをただ読んでいる。二
重構造。

傍聴に来た「真の質問者」住民と、政策決定をした「真の解答者」官僚が、
その同じ予算委員会の部屋にいて、いわばその問題の素人「代理人」が質疑
応答をしているわけ。

だから質問の内容につっこみが足りない。答え方が手温い。皆それを分かっ
ていて、「それなり」に個人的限界にもとづいてやっている。
そうかぁ、国会ってこういう所だったのかぁ。。。。

だけど常々思うのですけど、ダム一つとってもヒイヒイ大変なのに、国会議
員さんはその数十倍の勉強の対象を抱えている。代議士としての仕事をまっ
とうしようと思ったら、どこまで身を粉にして働けるか(勉強して判断材料
を頭に入れるか)という悲壮な覚悟が必要な訳で、楽しく暮らしたいという
人間の本能に逆らうか、時間の使い方の達人となるか、最強のかつ良心のブ
レインを味方につけるか、この内のどれかしかない。

【そういう意味でも】
交通網が発達していない、国民が貧乏な時代ならともかく、「自分の生活は
自分で守る」というたくましい住民が育ち、交通網が整備されてきた現代に
至っては、もう代議士なんて必要ない時代なのかもしれない。いや、地域の
ことは地域で解決をすればいいのだ。地方に自治を! 叫ぶのであります。

自治の話にちなんで、今日は自治体としてダム建設計画に反対し、予算も設
けている木頭村の条例(自治体レベルの法律のようなもの)の序文の一部を
紹介します。

徳島県の木頭村は、人口たった2千人の林業を中心とした山奥の過疎村では
あるけれど、今の自治のあり方に果敢に挑戦している日本で最も「新しい村」
だ。

 〜〜〜〜〜木頭村環境基本条例 序文抜粋〜〜〜〜〜
環境は無限ではない。我々村民は 美しい自然に恵まれた村の環境を誇りに
思うとともに、いまこそ森や川の持つ自然に生態系としての意義を認識し、
人と自然とが共生している村の豊かな環境が、現在及び将来の世代のあらゆ
る人々のために継承されるよう努めなければならない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

条例本体のご紹介は、またの機会に。(今日は寝るのだ。)
尚、明日より少し遠出をしますので、次回のダム日記は6月12日以降にな
ります。あしからず。

【今日のオマケ】
昨日の国会の審議で、田英夫議員が、「政治には主人公がいます。政治の主
人公は住民です」と野坂大臣に向かって穏やかに話をしているさなか、「っ
へ、何言ってんだよ」と吐き捨てるように弥次った議員がいました。

「ありゃ、誰ですか?」と帰りがけに事務方さんに尋ねると、三重県選出の
社会党議員「山本まさかず(漢字は知らない)議員」だそうです。参議院当
選2回。12年もやってて弥次を飛ばすことが非生産的で下品だと分からな
いのかなぁ。

ちなみに、今日は国連大学で行なわれた「情報開示」に関するフォーラムに
出かけました。情報公開という切り口からも、「国会が審議の場になってい
ない」「行政(官僚)による意思決定過程が公開されないままに政策ができ
あがる」という問題点が、指摘され、「昨日の今日」で「ンダ、ンダ」と独
りごちたのでした。