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ダム日記83(こりゃ問題だぜ)←  1995年 9月 1日  →ダム日記83 木頭ダム反対サイクリング・日程変更

∞∞ダム日記83(公開質問状)∞∞

徳島県知事 円藤寿穂殿

前略 私は今年の2月から、ダム計画問題に悩む木頭村の応援をしており、8月
上旬に首都圏で「木頭村の未来を考える会」を立ち上げた者です。
この間、一納税者として、知事の言動を見守って参りましたが、今回の「細川内
ダム」「吉野川第十堰」建設計画を見直す目的の審議委員会の人選を巡り、直接
お返事をお伺いしなければならないほど、疑問が募りました。
ご多用中とは存じますが、以下の質問にご回答いただければと思います。

この件に関し、徳島県外に住みながらも、納税者として国の公共事業である「細
川内ダム建設計画」に関心を持ち、パソコンネット「ニフティサーブ」に掲示を
続けております拙作ダム問題レポート「ダム日記」を2月より継続して読み、感
想や応援を寄せてくださる方々にも、知事のお考えを説明していただきたいと願
い、公開で質問状を送付させていただきます。掲示は、ニフティサーブBBS掲示
板と以下のフォーラムで行ないます。
 FENV 電子会議室8番
 FSHIMIN  shiminなんでも掲示板
 FACTIVE 市民運動告知・掲示板 情報提供会議室
 FCAMP 特別会議室長良川河口堰問題を考える
また、ひとりでも多くの人へ公共事業への理解を深め、喚起を促したいと願い、
同質問状のコピーを建設省記者クラブに持参、各紙論説委員長には郵送、首相官
邸参事官にはインターネットアドレス宛てに本日付けで送付致します。
質問は以下の10点です。
            
>ダム事業見直し試行が建設省の指示で始まりました。
【質問1】事業を推進する省自身の見直し機関が、見直しに成功すると思われま
すか?
【質問2】よりよい見直し機関の設置の方法があるとしたら、それはどのような
ものだとお考えですか?

>審議委員会を設けて、計画を「実施するか」「変更するか」
>「中止するか」決定するという知事のお言葉があります。
>一方、建設省資料「ダム事業評価システムの試行」によれば、
>その決定は「委員会の意見を尊重した、事業者(建設省)に
 よる判断」となっています。
【質問3】「実施」「変更」「中止」はどなたの判断に委ねられるのですか?
【質問4】いずれにせよ、審議委員会の意見が、判断を左右すると思われます。
しかし、現時点の人選では、行政関係者は、吉野川河口堰を例にとれば、「全員
が推進の立場」です。木頭村の場合でさえ、「2対4で推進派の数は2倍」です。

また、知事の選出された学識経験者は、ダム事業、ダム問題の専門家ではありま
せん。
このような構成で「委員会の意見が尊重される」ならば、審議委員会の結論はす
でに見えております。
したがって「審議をした」という既成事実作りにしかならない、という判断が客
観的には働きます。このような判断はどう思われますか?
【質問5】上記のように判断する住民の不信感を理解していらっしゃいますか?

>さて、再び、建設省資料「ダム事業評価システムの試行」
>によれば、その決定は「委員会の意見を尊重した、事業者
>(建設省)による判断」となっています。
>一方、県河川課長宮城氏は、「広く県民の意見を聴く場で、
>賛成、反対の立場で議論する場でない」と述べています。
【質問6】行政関係者(推進派)と、ダム事業の素人である学識者との審議で、
ダム事業の妥当性を審議できると、真剣にお考えでしょうか?
【質問7】学識経験者の人選に関し、「経済界の代表」「マスコミの代表」「都
市計画審議会などで行政に精通している」「女性の代表」の方を「地域の意見を
的確に反映していただける方」と述べておられますが、「反映」ではなく、「直
接」地域の意見を聞かれないのは何故ですか?

>審議委員会のあり方、人選などに関し、徳島では大きく
>分けて2グループが不満、疑問、不信の声を上げています。
*住民として*「木頭村理事者」「吉野川シンポジウム実行委員会」「細川内ダ
ム建設計画反対連絡会(7団体)」「ダム・堰にみんなの意見を反映させる県民
の会」
*環境保護団体として*「野鳥の会」「パンダクラブ」
>その中で、知事は、「環境保護団体などの意見は公聴会
>などで充分に意見の申し出ができるように建設省に言う」
>とおっしゃっていますが、
【質問8】公聴会の意見は、審議委員会の意見と比較してどのような扱いになる
かご説明してください。
【質問9】第一義的グループ、最も重要な存在である住民は、いつ、どこで、ど
のように意見の申し出ができるのでしょうか?

最後に、知事をはじめ、県河川課長宮城氏の「住民の意見を聴く」「地域の意見
を反映」という言論が非常に目立ちます。
しかし、事実はそれに反し、現時点において住民から多く「人選の再考」の声が
上がっているにも関わらず、「住民の声」はまるで無視され、まったく「見直し」
も「議論」も「公聴会」もないまま、吉野川河口堰では「人選の再考は退け」、
木頭村では「再度の就任要請」が行なわれています。
【質問10】「住民の意見を聴く」「地域の意見を反映」とおっしゃるとき、そ
の真意をお聞かせください。(1、聴くだけ聴く 2、取り入れる 3、参考に
する(という場合は、どう参考にするか)など)
                             1995年9月1日
「木頭村の未来を考える会」立ち上げ人政野淳子 VYC00431