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ダム日記112(感謝1)←  1995年 11月 8日  →ダム日記114(交流の始まり)

∞∞ダム日記113(感謝2と新出発)∞∞
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今日突如として「ダム日記」を初めて読んでいらっしゃる人へ
これは、徳島県と建設省の細川内(ほそごうち)ダム建設計画に二十余年反対し
ている木頭村(きとうそん)に、外からささやかな声援を送るために書き始め、
多くの人に木頭村のことを「知ってもらうことが応援」になると気づいて書き続
けている日記です。
今日は、「木頭村へ行こう!」(木頭村のことを知らない人も巻き込んで徳島駅
からはるばす100キロを自転車でゆくという11/3の小さなイベント)の報告最終
回。
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11月8日(水)
【報告の前に】体力と気力が回復し、昨日は映画「続あらかわ」の試写会へ。
「あらかわ」は水源地の山から海までのことが、「続あらかわ」には水をもらう
側の姿(雨水利用の墨田区も)が登場する。ダム(水)問題の99%を学習できま
す。「ダム問題は自分の問題だという実感がなかなか持てないなぁ」という方に
お勧めです。どうか見てみてください。「地球環境映像祭」でも上映されます。
無料。11/27(月)7:00PM「続あらかわ〜水の共同体をもとめて〜」/会場銀座
ガスホール/問い合わせアース・ビジョン組織委員会事務局03-5561-9735他にも
沢山映画あり/またはそれを逃した方は「続あらかわ」上映実行委員会TEL:03-5
458-5735 FAX:03-5458-5731まで。こちらは有料。

さて、というわけで、世の中回っている。感傷に浸っていつまでも感謝をダラダ
ラ述べている場合ではない。エイヤッと気合いを入れて今朝ダッと礼状を書いた。
あとはここに感謝の対象を羅列させていただく。

【徳島市北島町の松田さん親子三代】
サイクリング隊とサポート隊全員分のお昼御飯をお弁当にしてくださった。
息子の健ちゃんは、おじさん群団が疲れた時のリリーフサイクラーとして活躍。
【見ず知らずのおじいちゃん】
阿南市の外れまで、ペースメーカーとなって先導してくださった健脚者。徳島市
内途中までノロノロペースだったので、日暮れ前に木頭村へ辿り着けたのは、こ
のおじいさんのおかげ。
【時間や体力の許すかぎり徳島市内を一緒に走ってくださった方々】
高田さん、市議会議員さん、他8名の方々。
【京都大学のY君、S君、Y君】
サイクリングお誘いの案内が部室に張られていてそれを見てきたとか。部員100
名中貴重な3人。しかし、とりあえず、木頭村の存在は、京都大学サイクリング
部に認知された、と言えるでしょうか?「自然を守ろうとする人達の運動にはで
きるだけ協力したいと思います」と語ってくれました。御飯を食べながら、「僕
達の先輩で速い人は、今日のようなコースなら3時間で走る」と言って、「嘘ゆ
うたらあかんでぇ」と北野さんに突っ込まれていたけれど、多分、本当だろうなぁ
。3人ともさすが健脚で余裕で(一人は昼寝までして30分遅れで独りぼっちで)
完走。パチパチパチ!
【徳島市内の中学のF先生】
シャカシャカシャカシャカ。黙々と規則正しい走りを見せた30代男性。「大丈夫
です。絶対完走するから先行ってください」と言われ、しんがりを行くことに決
めていた私、彼の全く乱れない堅実なペダリングを信じて、おいてけぼりにしま
した。
で、とっぷり暮れた夜7時、皆の1時間半遅れでこれも独りぼっちで到着!「つ
いたでぇ!」という誰かの絶叫に近い叫び声で、御飯をかきこんでいたサイクリ
ング隊、サポート隊一同、外へ。「うぉ〜!」「すげ〜!」「根性やな〜!」感
動的な最終ランナーでした。
新聞記者の人も誰も彼も皆、帰っちゃった後。まっ暗。コンサートでも彼の有志
をお伝えするのを忘れてしまった。ごめんなさいm(_ _)m。北野さんの趣味でTV
局には声をかけなかったのだけど、「F先生の走り」は映像で記録に残したかっ
た。F先生!もう一回やって〜と言っても駄目だろうな(^^;ゞ。木頭村のことは、
信じられないくらい底なしに凄い人が一杯応援している。
F先生、御飯を食べると松田さん一家の車に便乗して帰るという。「えっ?」聞
くと、「彼は学校の先生なんだよ。明日は土曜日だから学校あるんだよね。筋肉
痛に見舞われながらアタタとか言って教鞭に立つわけ」とお仲間。「本当なら休
みたいんですが、今ちょっとイジメが起きていて目が離せないんですよ」とご本
人。
参加有難うございます、という私からの言葉はそぐわないほど、この方は木頭村
の問題を自分の問題として捉えていらっしゃる。静かな感動が私の中に今でも続
いている。
【和歌山から先生2人】
先生で参加してくださったのはあと二人。和歌山県から夫婦でジムニーに乗って
サポート隊で参加してくださった。ダム日記を初回の頃からずっと読んでくださっ
ている。やはり土曜の授業に出るからと、日帰り参加。夜8時のフェリーに乗る
ため、5時に木頭村に到着して、トンボ返りで帰路に着かれた。嬉し涙1リット
ル分の感謝。徳島大学に通う彼らの妹さんも朝は見送りに来てくださった。とて
もうれしかった。

徳島と和歌山の3人の先生!ニッポンの学校もまだまだイケルのだ!

【井上卓と石井ヘンドリックス】
ダム問題で疲れた木頭村の人を「歌で元気づけられるかも!」と駆け付け、直前
まで反ダムの歌「ダムのうた」を「こんな歌うたってええんかいな」と考え込ん
だ石井ヘンドリックス。木頭村用の他の2曲のアレンジが間に合わなかったこと、
1か月間、このコンサートを楽しみにして毎週末練習をしたことなど、当日は緊
張と睡眠不足とドライブ疲れで歌を歌うのが精一杯だった彼らを、私がご挨拶の
中でうまくフォローできなかったことを後で謝ると「とにかく木頭へ行ってよかっ
た。川は本当にきれいだった。魚がウジャウジャいてさ。あれが川だよな」とま
あ、3人の意見をまとめるとこんなふう。
「大阪の町角に立っていたら、なんや、まさのさんに車でラチされて木頭村へ来
ました」と縁起でもない本当のことをコンサートで暴露した井上氏(^^;)、フェ
リーの中でしきりに「おじいちゃん、おばあちゃんが聞きに来てくれはった。途
中で帰らんと最後まで聞いてくれはった。嬉しかったなぁ」と思い返していまし
た。オルグ成功かな(^^;)?

そういえば、3日は「サイクリングで疲れた若者に、木頭村の清流を見せ、反ダ
ムの歌を聞かせる。こりゃ洗脳のパターンじゃないか」という笑い話がまことし
やかにささやかれた夕べでした(^^;ゞ。

【広島の大学院生山本さん】
そうそう。なんと、広島から「週刊金曜日」を見て駆け付けてくださった大学院
生の山本さんは、瀬戸内海を渡り、コンサートの最中にチャリを積んで車で到着。
ところが、3日で体力を使い果たしてしまった私の我がままで、4日の予定を変
更させていただき、サポート隊は市内へ帰還、京大サイクリング部は予定どおり
高の瀬峡へチャリで、我等が日和見組は、広島の山本さんを伴って中流の紅葉温
泉へ。ごめんなさい、山本さん、ちっとも怒らないで一緒に温泉を楽しんでくだ
さって有難うございましたm(_ _)m。

【最大の反省 のホンノ一つ】
最後に、万全のサポート隊の皆さんや、走ること以外何も心配がない至れり尽く
せり状態のサポート隊をあれだけの短時間で組織してくださった北野さんを、コ
ンサートのご挨拶の中で、木頭村の皆様にご紹介しなかった愚かな私をどうかお
許しください。
北野さんこそ熱い応援の言葉を持っていらっしゃる人だったのに私の「ウッカリ」
もここまで来ると許しがたいものがあります。ひたすら失礼をお許しくださいと
願うばかりです。
体力が回復してみると、誰ひとりが欠けても不可能だったこの蜘蛛の糸の綱渡り
のようなイベントを、一番に盛り上げ、不可能を一気に可能に変えてくださった
のはやはり北野さんでした。
心の熱い木頭村の皆さんなら力の足りない私を越えて北野さんのことを理解して
くださることを願って、まだまだお礼とお詫びは言い尽くせませんが、ご報告に
かえさせていただきます。有難うございましたm(_ _)m。

まさのあつこ
(一心同体で行動し考えてくれた山本まりさんの友情に感謝しながら)