TOP 1-100 101 - 200 201 - 300 301 - 400 401 - 500
ダム日記126(火の車)←  1995年 12月 24日  →ダム日記128(サンタさん出現!)

∞∞ダム日記127(大蔵省に物申す)∞∞

12月24日(日)

ちまたはクリスマス。
しかし、サンタを待ちわびる子供達がクークー寝ている間にも、世の中は動きま
す。
国家の「予算編成」は、年の瀬のこんな時期に行なうんですね。官僚や政治家の
皆さん、お疲れ様ですm(_ _)m。

しかし、やりゃぁいいってもんじゃありません。

【クサイ臭いは予算から断とう】
予算編成というのは、下品に言えば、どこに金を落とすか、という問題ですね。
上品に言えば、日本の進む方向を決定する問題。では、国民が物を言って悪いわ
けがない。

ですから、気づいたことだけで僭越ですが、言わせていただきます。物を申しま
す。かき消されてしまうであろう声、あるいは、届きもしないかもしれない声、
そうは思っていても、声を出し続けることには意味があります。

にじりつぶされているかのような、ダムバスターの声も、実は届いています。
これは驚きです。官僚も政治家も、国民の声は聞こえているのです。「聴こう」
としているのか、「聞こえている」のか、分かりませんが、「聞こえている」ら
しいのは確かです。

その例を挙げます。
「木頭村の未来を考える会」を立ち上げた直後、徳島県選出のダム推進派の国会
議員の部屋を訪れた時、私は、「まずはご挨拶」と思っていました。当然、私の
ことも「木頭村の未来を考える会」のことも「ダム日記」のことも知らないだろ
うと。そう思って。

ところがご存じでした。「知っている」とはおっしゃいませんでしたが、「マス
コミに書かせおって」とか「さも自分は正しいことを言っているかのようにあれ
これ言いおって」と非常にご立腹のご様子でしたから、「はは〜ん、なんと知っ
ているんだ(~0^)/」と分かったのです。

というわけで、声は不思議と届く、ということを言うために、前置きが長くなり
ましたが、以下、抗議の意志を表示するために武村大臣宛てに書いた手紙です。
手紙の主旨(補足になるかどうか分かりませんが、前回のダム日記にも背景を載
せています)に賛同し、プリントアウトして署名して80円切手張ってポストへ行
くという面倒な作業をしてくださる人が一人でも現われますように! とサンタ
さんにお願いしつつ(^_^;)、皆様、楽しいクリスマスを(^_^)!

まさのあつこ
−−−−−キリトリ−−−−−
〒100 東京都千代田区霞が関3-1-1  
大蔵省御中 大蔵大臣 武村正義殿
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
前略 大蔵大臣 武村正義殿

1996年度政府予算案の大蔵原案で、徳島県那賀郡木頭村に計画のある細川内ダム
の建設事業費予算として、4億円を承認されました。
この件に関し、一納税者として、抗議いたします。抗議の理由は以下の通りです。


1.この細川内ダム建設事業は、建設省自ら、事業の経緯に問題を認め、1995年6
月30日「ダム事業の評価システムの試行」で事業の「中止」「変更」「実施」を
審議する必要がある、とした事業であります。中止となる可能性があるものに、
昨年度と同じ予算が確保されることに、抗議いたします。
	ちなみに大臣、ご存じないかもしれませんが、これは、事業者自らによる「お
手盛り審議会」であ	ることが「危惧」され、地元の村長、村議会議長は、参加
を拒否しています。予算が確保されるにつけ、この「危惧」は「確信」へと変わ
るのであります。

2.	1995年12月中旬、会計検査院による報告の特記事項「問題提起の背景となっ
ている建設事業費851億円」の中で、細川内ダムは、事例1とし、昭和47年から4
8億円の事業費を費やし、今尚、	「建設の目的及びダム使用権の設定予定者等を
定めることができず、事業着手後24箇年を経過した現在でも基本計画作成の見通
しが全く立っていない状況である」と問題が指摘されています。会計検査院の報
告を無視するものであると考え、抗議いたします。

3.	当の木頭村は、細川内ダム建設に反対を唱えています。
これに関し、木頭村議会は1994年12月、「ダム建設阻止条例」と「木頭村環境基
本条例」を可決成立させました。確固たる「ダムは要らない」の意志表示です。
今回の予算編成は、その崇高なる村意を踏みにじるものと判断し、抗議いたしま
す。

4.	水没地区にあたる木頭村のみならず、受益地区でさえ、ダム建設反対の声が
大きいのです。那賀川上流から下流まで「ダム反対」の声が上がる。これは日本
全国でも歴史的にも異例のことであり、注目し、厳正に受けとめるべきであると
考えます。予算編成により、この新たなる時代の声が無視されることに抗議いた
します。

5.	同じ公共事業でも、国道195号線は、隣県の高知では整備が進んでいるにも
関わらず、木頭村を通る一部の区間のみが、ダム事業との二重投資となるという
理由で、事故の多発地帯として多くの国会議員の耳にも届いて問題になっていな
がら、放置されたままです。優先順位が熟考されているとは思えない、ちぐはぐ
な予算編成に抗議します。

最後に、武村大蔵大臣、ダムは、山と海をつなぐ水循環、物質循環、生態系をこ
とごとく破壊し尽くした後、砂とヘドロに埋まる巨大産業廃棄物となり果てる事
実を、私達国民を挙げての長年の「実験」で学びました。
この教訓を元に、これ以上の破壊は避けるべきです。
ムルロア環礁の核実験に断固として反対の意志表示をなされた大臣であればこそ、
川を守ろうとする地元住民の意志をご理解くださり、また、自然の恵を享受する
一納税者からのこの抗議を受けとめてくださることを確信いたします。

手紙送付呼びかけ 木頭村の未来を考える会
1995年12月24日

上記の主旨に賛同します。
氏名・・・・・
住所・・・・・
・・年・・月・・日
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−