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ダム日記138(佐藤さん)←  1996年 2月 8日  →ダム日記140(吉野川の魔法)

∞∞ダム日記139(ダム日記ウェディング)∞∞

2月9日(木)

ご報告。「ダム日記」を書くことで知り合った相棒との結婚パーティのために、
「木頭村へ行こう」で一緒に木頭村に雪崩込んでくれた相棒の仲間を中心に、結
婚パーティ実行委員会が結成され、私達に世界一素晴らしい結婚パーティをプレ
ゼントしてくれた。
やりたくな〜い、と言い張ったものの相棒が親族と私の間で板挟みにならないよ
うに了承したギリギリの線(=結婚パーティ)に過ぎなかったものが、不覚にも
一生忘れることのできないものになってしまった。そのわけは。。。

音および色々なものの技術屋である千春さん(通称)が、秘かに木頭村長の肉声
お祝いメッセージを電話でテープに録音していたのだ(*0*)。なんという大胆な
ビックリメッセージ!「○○さん、まさのさん、おめでとうございます。お二人
の間にはダムや堰は要りません」で始まる(^_^)木頭村長の粋なメッセージはさ
ることながら、「二人は何を一番喜ぶかな?」と頭を回転させて、こんなことを
藤田村長にお願いしてくれた千春さんの気持ちが嬉しくてうっかり泣いてしまっ
た。
また、インターネットのホームページで「木頭村の未来を考える会」コーナーを
やってくださっている谷口さんは、この1年の間、ダム日記を見守ってくださっ
た人々からの祝メールを集めてくれました。
「木頭村へ行こう」で車で伴走して自転車漕ぎの交代要員もしてくれた覚道夫妻
はドリカムのLOVE, LOVE, LOVEを手話とアカペラで織りなしてくれた。一緒に汗
をかいてくれた二人の姿が走馬灯のように思いだされて、不覚にもまた涙が出て
しまった。
それから、石井ヘンドリックスが「ウーキー、ウーキー、強い女を演じている君
には、弱そうに見える僕が必要」なんていう歌詞の混じった相棒と私の出会いか
ら現在までを描いたオリジナルソングで祝福。同じく「木頭村へ行こう」へ駆け
付けてくれた井上卓さんもLove Me Tenderと新曲のラブソングを披露。
「木頭村の未来を考える会」のプレスリリースを担当してくれている田中靖和さ
んとは、会場で感激の初対面。その日の晩は靖和さんの家に泊らせてもらってと
りとめもない話に花を咲かせました。

この人達のすべてを私は1年前、知らなかった。パーティの最中、何回も思った
ことは、ダム日記を書くことで、どえらい群団を見つけてしまった(あるいは、
逆に見つけられてしまった)なぁ、ということでした。「手伝っているうちにい
つの間にか先頭を切って走ってしまう」という名言がちはるさんにはありますが、
ウカウカしていると、私は安心してダラダラしてしまうので、ここいらで気を引
き締め直し、元祖ダムバスターとして(?)ますます精進したいと思います。

【反対派と促進派の交流】
ではさっそくですが、今年初の木頭村を巡る動き、こんなふうにタイトルをつけ
ました。これは何のことかと言うと、徳島県が1994年に要請して作らせたと噂さ
れる細川内(ほそごうちー先日、私、ほそどうち、とミスタッチしました。訂正
してお詫びします)ダム建設促進期成同盟会が、今月21日に木頭村へ訪れて、
木頭村長と懇談するそうです。ダム建設の必要性を訴える一方で、反対の立場も
聴くのだそうです。木頭村でも、相手の話は聴くが、反対の理由を訴えるそうで
す。
ダムの治水論も利水論もとっくに破綻していること、生態系への影響は結局、生
物ピラミッドの頂点である人間に跳ね返ってくることを知らない人達ならば、そ
のことを指摘してあげれば、感謝される筈。未来の人間のためにも、現代の自分
達だけで全部壊すのではなく、ほんの少しは自然の川を残しておこうねって話も
できるだろうから、非常に有意義な懇談になるのではないでしょうかね。時代は
変わっていることを、促進期成同盟の人にも実感して欲しいですね。

促進期成同盟のメンバーは、阿南市、那賀川町、小松島市、羽ノ浦町の首長とか
助役だそうです。現代に生きる自治体の首長たる者、「環境自治体国際会議」な
どに一度くらいは参加して、世界の自治体では何が議論されているかを勉強して
もらいたいもんです。そこまでしなくても、ダムを作っても水は湧いてこないこ
と。ことに、渇水時は、雨が降らず、ダムは干上がり、保水力のある山を通して
しか水は湧いてこない、という単純な原理くらいは頭に記憶して欲しいですね。
雨が降らない時にダムが役に立つという馬鹿げた理論を、政治家先生が振りかざ
せる古き良き時代は終わったんです。さようなら〜。

【バベルの堰】
結婚パーティへ行く途中、名古屋で近鉄特急に乗り換えたので、長良川河口堰付
近の長良川のお見舞いをすることができました。長良川の住民であったシジミさ
んたちがバタバタと死んでしまって悲しんでいるというのを風の便りで聴いたの
です。

水は滔々と流れている。「取水」が河口堰建設の理由であったなら、取水塔を一
本立てれば済んだ話でしょう。税金の使用も安く済んだでしょう。どっちにして
も、導水施設はできる計画が立っていないんですよね。水の買い手もいないんで
すよね。税金を注ぎ込んだ投資に見合う利益は、どこから出すんでしょう?まさ
かそれも税金?金を積んで積んで積んで、バベルの堰を積み上げて、倒れた所で
下敷きになるのは?

周囲には川よりも低い土地が続くので、あんな水の抵抗を呼ぶような健造物を立
てたんでは一目で危ないなぁ、というのが分かります。あんなに大きな川が本気
で流れたら、あれ、ベリベリっと周囲の堤防もろとも、ひっぺがされてしまうん
じゃないですか?まさか、それを避けるためにダムをなんていうんじゃぁ、、、
まさかそれを避けるために堤防を強化なんていうんじゃぁ、、、。でも「治水」
なんですよね、表向きの最終的な理由は。へんな治水だなぁ。洪水の原因を作っ
ておいて、後から、治水ですか?

何?マウンド(河口付近の河底が砂で盛り上がった所)を取り除いて、洪水時に
水の抵抗をなくして流れやすくして、その結果、海から逆流する塩による塩害を
避けるために、河口堰で水を淡水化して? でも、そのためにもっと水の抵抗を
呼ぶ建造物を作って水の通り道をふさいじゃぁ、そしてそのために、もっと色々
な工事が必要になってしまっては、プラスマイナスで、ゼロ以下だって試算はし
なかったんですかい?

どっちにしても、もうできたんだし、政治献金ももらったんだし、ゼネコンもも
うかったんだし、本当の理由は達成できたんだから、もういいじゃん。堰はぶち
壊そうぜ。ゼネコンさんはもう一回儲かるよ。

【目をこじ開けて読んでください】
長良川河口堰運用が決定された1995年5月22日から1年遡ったできごとを、今
になって(2/4)、地元自治体「三重県」の関係者が証言しました。(徳島新聞9
6.2.6参照)
反対派との円卓会議を行なうこと、反対運動の盛り上がりによって、堰運用の遅
れを懸念した三重県は、県議会に働きかけて、堰運用推進の意見書を提出させた
という証言です。
担当部署が(ですよ)運用推進を求める意見書の文書を自ら(ヌケヌケと)作成
して議員を説得したというもの。くわばらくわばら。

一週間ぶりで長くなっちゃっいました。
まさのあつこ