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ダム日記144(建設省記者クラブ)←  1996年 2月 25日  →ダム日記146(軌道修正)

∞∞ダム日記145(徳島って?)∞∞

2月24日(土)

【住民パワー】
徳島に「ダム・堰にみんなの意見を反映させる県民の会」というのがある。
文字通り、住民の意見を反映させようと、様々な申し入れや質問を矢継ぎ早にし
かしコツコツと行なったこの会や、その他の会の努力が実って、昨年末、吉野川
第十堰の審議委員会は、第2回目からという異例なやり方で、10人のみという
制限つきではあるけれど、審議会を住民に公開せざるを得なくなった。
彼らの関心は、審議会が、本当に建設省が言うように、ダム事業の変更・中止・
継続を審議するものなのか、ということを見守ることにある。審議会を傍聴して、
彼らは、それが審議らしいものではなく、建設省からの一方的な説明会であった
と報告している。

そして2月20日、今度は、傍聴の枠を広げるようにという要望を出している。
公開する人数に制限を付けた審議会側の理由は、1.会場が狭い、2.審議が行な
いにくい、ということだった。
1.については、もっと大人数が入る余裕があったと分かった。
2.審議は別段やりにくくなかった、と委員全員が感想を述べていた。
それで、こうした要望が出たのあろうし、審議委員会も断る理由は何もない。

住民側から出ている「言葉」は実に理論的で、誠意があって、分かりやすい。

【徳島の土木部長】
一方、分かりにくいのが、2月22日に開かれた徳島県議会の土木委員会での答
弁。
推進派の議員が「(審議会の)結論はいつでるのか」と質問をした。
それに対して土木部長は「改築が必要との立場に変わりはない。早期着工に努力
したい」などと答えた。本省から審議せよと言われ、住民からも反対が強い。何
故そんなに急ぐのか?分かりにくい。

【県の歳入のお勉強をしましょう】
地方自治のことを、「3割自治」というけど、徳島県の1996年度で言えば、県税
は歳入全体の13.7%なので、1割7歩自治だ。
あとは、地方交付税(29.6%)、県債(13.9%)、財政調整基金(って何だろう?
0.0095%)、減債基金(って何だろう?0.033%)が財源だって。
あっ、そっか。県債ってのは、きっと県民への借金だから、県税と合わせて3割
自治ってことだろうか?ん?違うなぁ。イミダスで調べてみると、借入先は政府
や銀行などの金融機関だと書いている。ふ〜む。政府や銀行に地方自治体が借金?
う〜む。(←理解の範囲を越えて無闇にうなっている)
それで、なんだか恐ろしいことに、日本国中の都道府県と市町村が発行する、こ
ういう地方債の残高は、92年度末(すいませんねぇ、イミダスが古くて)で65兆
円だそうだ。(新しいイミダス持っている人は94年度末の数字と比較してみてね)
なんだか恐ろしい数字だよね。国民一人5万円以上。誰が返すのかなぁ。あっち
もこっちも借金だらけ。
で、借金して何をするか(そういうのを適債事業っていうそうだけど、つまり地
方債に適した事業ってことかな?)というと、交通とかガスとかの公営企業への
出資とか貸付(借金して貸してあげるの?)、災害対策事業とか、学校・道路建
設だって。(地方自治体が借金してやっぱり主にゼネコンが儲かってるんだね。)
それで、これには自治大臣と都道府県の許可が必要で、しかも自治大臣と大蔵大
臣が協議して策定する計画に基づいてやるんだって。フクザツで、誰がお金を出
しているのか分からなくなっちゃうね。お金を出す人(国民)が許可を出すよう
にしたらいいのにね。
今の仕組みじゃ、孫が稼いできたお金を頑固なじいちゃんが、鶴の一声で、孫の
欲しくないもんに注ぎ込むようなことをやってるわけでしょ。偶然、趣味の一致
が起こらないかぎりは。国民の趣味(センス)と、国のセンスって多くの場合、
ずれているわけだから、問題だよなぁ。
それに、こんなに借金するのだから、切り詰めたらいいのにもかかわらず。。。

【予算の中だけに存在する細川内ダム】
この世に存在しないダム。村民が建設に反対をしてできる見込みがまったくない
ダム。これに3千万円という予算がつきました。
審議委員会が発足した場合の会場費(発足しないから要りませんね)、県の木頭
村振興策(つまりダム建設と、建設するならくれてやるという事業)を村が受け
入れた場合(これも起こりそうにありませんね)の検討作業に使うお金だそうで
す。
その名前が奮ってる。「木頭村振興支援対策費」げぼっ。
県の言う「振興」は「ダム建設推進」に置き換えるとよろしいようで。

前年は「振興」のためのパンフレットに1300万円も使ったんだそうだ。
95年度は、3千万の予算がついていたけどまったく使わず、全額補正だってさ。
よろしい。

まさのあつこ