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∞∞審議委員会1(変わる建設省)∞∞

5月24日(金)

本日5月24日、衆議院第2議員会館 第1会議室にて、水源連問題全国連絡会
主催で、シンポジウム「ダム等審議会」を問う!が開催されました。

私個人の感想をざっくばらんに言います。
「建設省本省は損をしている」
何故かと言うと、建設省「本省」は、「今までのダム事業のやり方では駄目だか
ら」という反省の元に、審議委員会を自ら通達を出して設置するようにしたので
すが、各地方で行なわれている実際の審議委員会では、その「意図」に伴わない
やり方で行なわれているから、市民団体からは非難ごうごうなわけです。

今日はまず、建設省がこのシンポジウムのために用意してくれた資料で審議委員
会設置までの経緯を説明した部分をアップします。
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ダム等事業審議委員会について

1.審議委員会の設置の経緯

平成7年5月22日、野坂元建設大臣は長良川河口堰の本格運用開始を発表し、
その際大規模な公共事業の進め方について、今後の大きな公共事業は、計画の当
初からより透明性と客観性のあるシステムをつくる必要があるとの趣旨の指摘を
された。
これを受け、6月2日、省内に「大規模公共事業に関する総合的な評価方策検討
委員会」を設置し、その具体的な方策について検討することになった。
この一環として、特にダム・堰事業については、大規模な事業であり、その建設
に長期間を要し、また地域に与える影響も大きいにも関わらず、建設省の他の事
業に比べて、地域住民の意見を聴取する都市計画のような手続きが制度上十分で
なかったとの指摘を踏まえ、事業者が当該ダム・堰事業の目的、内容等について
地域の意見を的確に聴取することを目的として、6月30日に新しい評価システム
をとりまとめ、試行することとした。
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私が個人的に重要だと思う所を抜き書きにします。

・その建設に長期間を要し、また地域に与える影響も大きいにも関わらず、建設
省の他の事業に比べて、地域住民の意見を聴取する都市計画のような手続きが制
度上十分でなかったとの指摘を踏まえ
・事業者が当該ダム・堰事業の目的、内容等について地域の意見を的確に聴取す
ることを目的として

この二点は建設省自らが行なった非常に重要な意味のある分析であると思います。


さて、次に、
・新しい評価システムをとりまとめ、試行することとした。

という点も重要です。
これはつまり、まだ、この評価システム(=審議委員会の設置)が試行の段階で
あることを私たちに告げています。いわば「お試し期間」(^^)。
化粧品の宣伝風に言うならば、「お肌に合わないときは、ご使用をおやめくださ
い」と、これは今私が使っているミルクローションに書いてある文句です(^.^)。

しかし、今日の感触では、建設省としては「ご使用をやめる」気配はなさそうで
あり、また、審議委員会を設置するのは11と言っていたものが2つ増えて3つに
なるそうで、そしてまた、この試行の評価を下すのはまだ早いということを言っ
ておられました。

この審議委員会がなくならないものならば、この審議委員会はどうなっていくの
か。見守り、意見して、より意味のあるものにしていくしかないであろうという
のが、多くの人の見方であると思いました。私も同感です。審議委員会はどうなっ
ていくのか、その経過をできるだけ正確に辿っていきたい。疑問点は、建設省の
方に、どんどん質問していきたい。幸い、今日は初めて、建設省河川局開発課の
方にご挨拶ができました。

「木頭村の未来を考える会のまさのと申します」
「あぁ、パソコン通信の?!」
「はい。どうも初めまして。今日はおいでくださいまして有難うございます」

頭を下げると、建設専門官の宮本氏も、非常に感じよく、元気よく、ニコニコと
「いえいえ」とおっしゃってくださったので、わぁ、お話しのできそうな方だなぁ
と嬉しくなってしまいました。それで、

「あのぉ、色々たくさんお聞きしたいことがあるので、今度是非ここに寄らせて
ください」
と、名刺にある部署を差してお願いをしました。
「どうぞどうぞ」
と、いうわけで、ご挨拶程度だったのですが、私にとっては、新しい第一歩でし
た。
これで、分からないことができたら、宮本氏や補佐の方のお時間が許す限り、気
兼ね気後れすることなく質問にいけるような気がします。
今まで、たいした運動もやっていないので、小賢しく建設省に出向いて直接お話
しに行くなんて、ずうずうしいような気がして、踏ん切りがつかなかったのです
けど、今日は本当に良かった。

今日借りた議員会館の会議室は、「公共事業チェック機構を実現する国会議員の
会」の高見裕一議員のお世話でお借りしました。高見さんの宣伝と取られると困っ
てしまうのですが、関西大震災で大変な苦労をされたこの議員さんは、ダムバス
ター達の様々なお願いをスタッフを動員してこまごまお世話をしてくださいます。
この場を借りてお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m。

あ、それから、討論中の梶山正三弁護士のコーディネーターぶりはホレボレでし
た。
見事な采配で、水かけ論をいなし、法的な誤解を指摘し、プロの底力を見ました。


まさのあつこ