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∞∞ダム日記170(ゴー宣巻き込み!)∞∞

6月9日(日)
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苫田ダム事業に「お墨付き」の形勢に
慌てまくった1週間レポート第3回。
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6月4日:午後
ダム日記を書くことによって、知らない人に知ってもらうのと同時に、今後は、
文句があったら直接言わなければと思って、再出発をしたつもりでいた。「直接
文句」を言うにも手順がある、と分かればそれに従うまでだ。

建設大臣に「わざわざ会ってやる」と言わせるには、こちらに正当な理由がある
ことを証明できなくてはならない。私がいくら「苫田ダム審議委員会は、建設省
の通達に違反した不適正なやり方で行なわれている」と正しいことを言っても、
駄目なのだ。
社会的に影響力のある人が一緒になってそう言ってくれなければ駄目なのだ。
「国会議員」とかだ!
突然、「国会議員の使い方!」の一つが分かる(こんな失礼な表現を使って、後
で叱られてしまうかも(^_^;))。
市民運動はよく国会議員を巻き込んでやるのだけれど、それを今まで「見習」の
目で見てきただけでは、ピンと来なかったが、そうだ。権力ある人に会いに行く
には、権力ある人の協力が必要なのだ。それが国会議員だ!

やおら「国会便覧」に手を伸ばし、片端からめくって、助けてくれそうな議員の
事務所に電話をかける。
一人目、二人目・・・。
下手な鉄砲だ。 数打たなきゃ当たらない に違いない。
FAXも取り混ぜて、概要だけは知らせることにした。6人。十分だろうか?
安心できない。7人、8人とやっても駄目かもしれない。不安に駆られて、国会
議員以外の線も考えてみる。パ〜ンとインスピレーション!小林よしのりだ!

一瞬の半分だけ考えたが、これも駄目で元々。下手な鉄砲で結構!
某雑誌宛てで、「ゴーマニズム宣言」の小林よしのり氏担当者にFAXを送ってし
まった!今日は、それをここに転載してしまおう。
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小林よしのり氏の担当の方へ

小林よしのり氏に、急遽、ご協力いただきたい件があり、「さにあらん」と思っ
ていただければ、以下の件、小林氏の事務所へ取り次いでいただけないでしょう
か?
突然のお願いで恐縮ですが、宜しくお願いします。

簡単に言うと、建設大臣に「苫田とまだダム審議委員会」の即刻中止を要請に行
きたいので、小林様にそれにご同行願えないか、という件です。

建設省は昨年、全国で11ケ所、「ダム等事業審議委員会」なるものを設置するよ
う、地方建設局に通達しました。これら11ケ所は、20年以上の建設反対運動があっ
たり、水需要がなくなった事業で、「透明性と客観性を確保し、事業を見直す」
目的で、設置されたのです。
各地の反対運動やそれを応援する者は「これは建設省によるお墨付き機関でしか
ない」と警戒し、建設推進派一色で塗り固められた「人選の見直し」を求めてき
た経緯があります。

ところが、添付する共同通信ニュース速報が伝えるとおり、岡山県苫田ダム事業
では、第2回にして「審議委員会の第3回に事業推進の結論を出す」との結論を
出してしまいました。

先日、建設省河川局の建設専門官らを呼び「ダム等事業審議委員会を問う!」が、
水資源問題全国連絡会主催で開催され、各地から、1.人選のまずさ、2.密室性
 が報告され、「見直しではなくお墨付き機関だ」と非難が相次ぎ、苫田に関し
ては、「ストップ・ザ・苫田ダムの会」が、地建に「議事録を出せ」と要請した
にも関わらず、「議事録は作っていない」と突っぱね、あげくに「新聞の切り抜
き」を郵送してきた、という呆れた報告すらあったにも関わらず、その直後、上
記の結果となりました。

私が応援する徳島県の木頭村では、建設に反対している村長が出席を拒否してい
るから設置できない審議委員会ですが、問題の根は同じことです。この苫田ダム
の審議委員会の件は、「絶対に許してはいけない」という思いから、微力ながら
「苫田ダム審議委員会」即刻中止の要請文を出しに行きたいと思っています。

先ほど、中尾建設大臣の事務所に電話をかけ、「要請文を手渡しに行きたい」旨、
とりえあずお伝えし、後ほど資料を送ってくださいと言われていますが、私の小
さな会だけでは絶対に威力がないので、国会議員の方々にご同行のお願いを出し
ておりますが、一縷の望みをかけて小林よしのり様にもお願いしてみようと思い
ました。

先月は、同じく北海道で審議委員会を設置させていた「二風谷にぶたにダム事業」
で、水の需要はすでになくなっているにも関わらず、アイヌの聖地が、ダムの底
に沈められてしまいました。全国各地から次々と悲鳴が届きます。私はこの問題
を自分に許された「パソコン通信」というメディアを使って「ダム日記」という
連載で、伝えてきました。

しかし、間に合いません。くやしいけれど、このままでは間に合いません。
自分でできる範囲のことは皆やっています。それでも人口増加が頭うちになり、
水の沢山必要な重工業時代が終わって不要になった筈の、30年も前に計画された
ダムが、「閣議決定された」からという馬鹿気た理由でドンドンでき続けていま
す。

審議委員会を設置して「お墨付き」を与えて、少数派である水没者の一生をかけ
た闘いを踏みにじって平然としている官僚に、駄目だろうとなんだろうと、一矢
を報いなければ私は一生後悔する。

小林よしのり様、一生のお願いです。この「ダム等審議委員会」は、今後の日本
全体のダム事業の行方を左右します。「今」、人の注目を集めなければ、このま
まなし崩しに、日本中の山と川がダムで埋まってしまいます。すでに現在、大き
なダムだけで2500基あります。建設省は平然と「あと数百作る」と言っています。
本流にダムのない川は、日本であと1本です。

住所とか電話番号(ここでは省略)
木頭村の未来を考える会 政野淳子
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その後、上記のFAXが取りあえずは小林氏の元へ送られたことを確認した。

6月6日(木):協力してくださる議員さんが見つかった。精根込めて、今は忙し
くなってしまって動きたくても動けないまりさんのことを思いながら、木頭村の
ことを思いながら、建設大臣に向けて、要請文を書いた。仲間に添削もしてもらっ
た。

6月8日(土)夜:岡山に電話をすると、「6月10日(月)に第3回が開かれるこ
とが今日(6/8)分かりました」と聞いた。力が抜けた。

こんなに性急だなんて。そんなに性急だなんて。第2回は5月30日だったじゃな
いか。。。。一体??? 直接会うための作戦は、成功しても、もう間に合わな
くなった。

あと11間後、私が仕事に勤しんでいるころ、午後1時半から、苫田ダム事業の審
議委員会第3回目が行なわれる。
やれることは皆やった。やろうとしていたことは成し遂げるつもりだ。

Mちゃん(6/6)、Aちゃん(6/7)、HAPPY BIRTHDAY!
友人達に、たてつづけに新たな生命が生まれた。
大人達は翻弄されるけど、君たちは空までのびやかに育て!海まで届け!

まさのあつこ