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村長は同級生3(国会という場所)←  1996年 6月 15日  → 村長は同級生5(閣法の怖さ)

∞∞村長は同級生4(ベースキャンプ)∞∞

6月15日(土)
前回の続きを書く前に、、、昨夜、帰ってきたら、TVに衆議院議長の土井さんが
映っていた。
衆議院で議員立法がしやすくなるように、予算の伴わない法案は、今までは20人
の議員が集まらなければ提出できなかったものを10人で済むように、予算の伴う
法案はこれまでは50人の議員が一緒に提案しなければならなかったものを20人で
いいように等々、提案したそうだ(今日の新聞にも載ってるよ)。いい動きだと
思う。

無闇なダム建設を止めるためには、二重三重の法の規制がなくてはならない。そ
う思っていた所に、「立法学」という法律の作り方を教えるセンセイがいると知っ
て駆け込んだわけだが、それが、日本の最先端をいくクラスだと気づいたのは、
その後だった。

それが日本で初めてできた立法学のクラスであるということ。国会や地方議会、
それぞれの関心分野で、今の審議のやり方、法律や条例の作り方が理想からかけ
離れたものであることに、疑問や義憤を感じている人が集まって、もの凄いエネ
ルギーが生みだされている。

今まで、日本で環境を守りたいと言ってきた多くのは、自分は政治や法律とは無
関係だという考えにいたと思う(私だけかな?)。自分がその分野で何かできる
とは思っていなかったと思う。建設省の攻勢にどう出るか、とか、県の攻勢にど
う出るか、とか、対処療法的なやり方で四苦八苦していた。
しかし、国が私企業の事業になんやかやと、法の規制をかけてきたように、今度
は、私たち市民の側から、国の事業に規制をかけることができるような、根本治
療的なやり方をしていかねければならない。

そのことに、今やっと気づき始めている人、いや、気づいていた人が「立法学」
をはけ口として集まってきている。
戦後51年。私たちの国造りは、これから始まるのだ。

参考書を並べる。
 「議員立法」 五十嵐敬喜著 三省堂  2000円
 「法学セミナー96.7月号」 日本評論社 920円

エベレストだろうろ、キリマンジェロだろうと、最初の1歩を踏み出さなければ
登れない・・・。
エクアドルのチンボラソ山の5000メートル地点まで行ったことがある。
ものの弾みで行き、登頂する気もなかったので、雪山用のギアなど何ひとつ持っ
ていなかった。雲にけむる山を眺めて下山した。

てっぺんが無用なダム建設を止めることができる法律を作ることだとすると、私
自身がその頂上に辿り着くことができなくても、ベースキャンプを張り、そこま
でできるだけ多くの人を呼び、体力のある者、意志のある者を、頂上へ送ること
はできる。

仲間が増える内に、きっと、山の方が低く見えてくる。
見えなかった頂が見えてくる。
登山用具も増えて、登りやすくなる。

今、そんな想像をして、勝手に幸せな気分になっている。
ベースキャンプになりたい。いや、違うな。
センセイがベースキャンプで、私は今、登り始めたばかり、標高0,2メートル地
点通過。

まさのあつこ