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∞∞ダム日記187 審議委員会11(お盆前)∞∞
8月13日(火)

「お盆前」ってお役所にとって一体どんなタイミングなのだろう?そんなことを
思う日々。

8月8日(木)、渡良瀬(わたらせ)遊水地総合開発事業審議委員会の第5回開
催。
「I期計画での(ヨシ原による)浄化結果を見て実施の判断をしたい」という意
見にまとまったそうだ。これは事実上、「II期計画の中断」を意味するとのこと。

浄化結果が出るまでは、2、3年らしい。

8月10日(土)、熊本の川辺川ダム事業審議委員会が、九州地方建設局に、
「継続して実施」の答申を出した。

答申によれば、審議委員会は、去年9月4日に設置されて以来、第一回「基本方
針決定」、第二回「論点整理」、第三回「地域づくり」「利水計画・ダム計画」
「環境、地質、構造」「利水事業」について意見聴取。さらに事業者である建設
省、農水省の説明、となっていて、この後(四回から七回までの説明なし)、第
八回、審議委員会のまとめをおこない、ここで「市民団体からの申し入れ、要望
等について、その問題点を整理し判断を示すために、『各団体等からの申し入れ
等について』を確認した」とある。

【異義あり】
異義申し立てのある者たちの申し入れを「整理」する、「判断」する、「確認」
するというヘンテコな作業さえ、第8回までやらなかったこと。
答申は第9回で出したのである。

【放置国家】
昭和41年に計画された川辺川ダム。例に漏れず、やがて「作ることが目的」となっ
て、「作る目的」がコロコロ変わった計画。とうとう受益者であるはずの農民達
が、「ダムの水なんか要らない」と、農水省を相手に訴訟を起こしたのは今年に
なってからだ。他の国のことをひきあいに出すのは、お下品かもしれませんけど、
アメ〜リカでは市民が裁判所に訴えるような事業は中止するんざ〜ます。
審議委員会の委員長は、熊本大学「法学部」の教授だった。

法的に根拠のない審議委員会が、司法権にはかられている係争中の事業に判断を
下すことに問題はないのか? 事業継続は、全会一致の決定だったというから、
問題はないらしい。「日本はホウチ国家だから」とよく言うが、どうも私はいつ
も変換ミスをしていたらしい。

まさのあつこ