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∞∞ダム日記217(リコール)∞∞
11月7日(木)
白状すると、最近、ダム日記を書き始める前に、ひとしきり泣いてから、という
ことが多い。悔し涙だ。焦るばかりで、昨日の私も、今日の私も何も変わらない。
実効力のある助けにならない。それが悔しい。
今日は、亀井静の建設大臣就任挨拶をTVで見てそれに情けなさが加わった。行革
と言う一方で、国の借金の元凶である「公共事業」をしっかりやるなんぞシャー
シャーと、おまけに行革は省内で「自己点検」だと?笑わすわい。今朝6時のニュ
ースでは、各県に「飛行場」を建設するなんぞの「全総」の計画が流れてきて、
飲んでいたカボチャスープをまき散らしたくなるほど腹が立った。まだ新聞を読
んでいない。あれは一体なんなのだ?

さて、木頭村のことに関しては、第三者として「慌てず」をモットーの一つに、
今まで書いてきたつもり(^_^;)だが、今日はちょっと慌てている。
「ダム反対」を公約に掲げて7選してきた久米議員(元議長)に対し、「ダム抜
き振興策」に否定的な姿勢を見せ、村に混乱を招く行動をしていることなどから
公約違反だとして、リコール請求が出た。昨日だ。その根拠となることを村民に
ビラで伝えてきた「木頭村をよくする会」の平野豊氏が同請求の中心人物で、こ
の請求は有権者の3分の1以上の署名が集まれば成立する。その後、住民投票を
行なって過半数が賛成すれば、リコールが成立する。考えただけでも大変なエネ
ルギーを必要とするプロセスだ。

この一連の村内の騒動を、迷いつつ書いてきた。未だに迷っている。でもありの
ままに知ってもらうことが、ダム問題の現実の姿を見てもらえることであり、見
てもらわなくてはならないと思う。
その理由のひとつは、報道が「ダム反対の村長」を中心にしたものがこれまで多
かったからだ。もちろん、村を代表して全国を駆け回り、それだからこそ、私も
新聞で木頭村のことを知ることができた。しかし、それに加えて、「ダム反対」
を真剣に支える村民が同時にあってこそこれが可能なのだという事実も知っても
らいたい。

「市民運動は、ヒーローを作ってはいけない」という考えを植えつけてくれた人
がいる。「ヒーロー」の引っ張る運動は長続きしない。関わる一人ひとりが「自
分」は何ができるか、それに気づかなくては。

まさのあつこ
P.S.人権調査報告、次回からまた再開します。