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∞∞ダム日記228(プレッシャー)∞∞

12月1日(日)

プレッシャーには強い方だが、まったくない感じないわけではない。
が、「ジャーナリストになります宣言」をしてしまってから、しばらくして、そ
れがどんなに大変だろう、と初めて考えてみて、ブルブル震えてしまった。「きゃ
ー怖い」と言ってみた。口にしてみて、「本当に怖い」と感じていることが自分
で分かった。「怖い。ほんとに怖い。きゃ〜、怖いよ〜」と連発してみた。
「今ごろそんなこと言って、そら怖いに決まっとるやろ。最初から分からんかっ
たんか」と相棒は言うが、私は収まらない。
「怖い怖い怖い怖いきゃ〜怖い」「・・・」「怖い。怖い怖い怖い怖い」
「分かった分かった。怖いと。なんで怖い?」
「え”?えとね。失敗したら怖い」
「失敗って何?」
「うーん、ちゃんと活字にならないこと」
すると説教されてしまった。
・最初からうまくいくわけがない。時間がかかるのが当然や。
・失敗ってなんや。成功ってなんや。「あんたの場合は細川内ダムが止ることや
ろ。細川内ダムが止まるまでは成功やないぞ」
うげ。絶句。ふっ切れた。

ふっ切れた頃、外からのプレッシャー(期待)がやってきた。
「ジャーナリスト、という、或いは何にせよ、自分自身を形作る上での目標を掲
げるのは、エネルギーの注ぎ所をはっきりさせることが出来て、大変素晴らしい
ことだと思います。いづれにせよ、まさのさんなら、優れたジャーナリストにす
ぐなれるでしょうし、そのジャーナリストというのも、一通過地点、世を忍ぶ仮
の姿、にしか過ぎず、やがては更に大きく全人的に成長されて、蛹が蝶になるよ
うに脱皮しながら大きく次のステージに飛翔されることでしょう。」

じっくり読むと、心臓がバコバコ鳴ったが、これもまた振り切った。
人の期待感で自分をイメージしてはいけない。自分にできることの限界を知るこ
と、知った上で、可能性を追っていくこと。焦らない焦らない。私のキャリアは
18歳、靴屋の店員で始まったのだ。人様の足元に膝まづいていた私と今の私と、
実質的に変わった所は何もない。変わってはいけない所と、変わらなければいけ
ない所を、見極めながら、これまで通り頑張ります。松島さん、ありがとう。

松島さんは、ダム日記を始める半年前に、私をパソ通に引き入れた人。
今はスペインからダム日記を読み続け、節目節目に重い言葉を投げ掛けてくれる。

がんばりまっせ。

と、自己暗示をかけるのに忙しくダム日記が疎かだった、しかし、HP(GO HP→Y
VC00431→KITOU95)では、密かにもり立てているはずの闘志がむき出しになって
いる自分に苦笑している、まさのあつこ