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ダム日記229(あんたも来い)←  1996年 12月 6日  →ダム日記231(河川審議会)

∞∞ダム日記230(死なないで)∞∞

【前号の訂正】先週末(12/8)は先週末(12/1)の間違えです。

12月5日(木)
「ダム抜き振興策」推進中に木頭村の助役が自殺してしまった日から、もうすぐ
3カ月になる。一週間でやったダム事業関連人権侵害調査を行なってから2カ月。

調査を区切った後にも、ダム事業に関連した自殺の話は耳に入ってきた。歳老い
たおじいさんが転出を望み、動きたくなかったおばあさんが自殺してしまったと
いう話。岡山の元知事の元ではたくさん自殺者が出たが、表にはでなかったとい
う話など。
やはりダム事業の元、公共事業の元で、人権は踏みにじられている、(人権擁護
局の人が言うように因果関係が立証できようともできまいとも、)そう思ってい
る人が多いことはよく分かった。建設省は見て見ぬふりをしている。問題にしよ
うとしない。

しかし、今日はあえて、権利を奪っている者だけでなく、奪われている者にも共
通に用意されている言葉を送ります。

『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これ
を保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであって、
常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う』(日本国憲法第一二条)

自分が幸福に生きる権利を奪われていると思ったら、その要因を探り、それが自
分のせいでなく、人や特定の物事のせいだと思ったら、躊躇なく人のせいにし、
第三者に相談を持ちかけてください。
法務省の人権擁護局はそのために存在します。電話番号は03-3580-4111。
死なないで。
死なないで、相談してください。地元の人権擁護委員や法務局の連絡先も教えて
くれます。本人からの訴えかけでなくてもオーケー。人権侵犯の疑いがあると認
められる場合は、各県の法務局が調査し、その結果、人権侵害であると認められ
た場合、事態改善に乗りだしてくれるそうです。
諦めないで、憲法に定められる権利を行使することを忘れないでください。
日本は、法治国家です。

では、少し長くなりますが、その他関連して寄せられた参考情報をアップして、
「第一回ダム事業関連人権侵害調査報告」を終わります。改めて、ご協力ありが
とうございました。
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(8)その他寄せられた情報

●二風谷ダム
「彼女は、二風谷に行ってはじめてアイヌの問題に触れ日本国内の民族問題を知っ
たようでした。和人がアイヌに何をしてきたのかを知って衝撃を受けたようです。
ダム建設は、自然破壊という側面のほかに基本的人権侵害という面を持つこと。
ましてや二風谷は先住民族アイヌの聖地とも言われる場所なのです。このような
ことを知り、彼女は何か行動を起こさなければと感じたそうです。こんな字面で
はうまくかけませんが、浜口さんの話が理性に訴えるものだとすれば、彼女の話
は心、魂に訴えるものだはなかったかと思います。
・・中略・・・
この日は二風谷を支援しようという彼女の話が一番インパクトがありました。大
阪に育った私は日本が多民族だという事は疑いようのない事でしたが、先住民族
アイヌはいわゆる在日外国人とはまた違う観点から考えないといけないのですが、
とにかくダムは人権侵害ということも日本は他民族社会だという事も広くみんな
に考えて欲しい問題だと思います。」

1996年10月19日相模川キャンプインシンポジウムら発行
SAVE THE REVER NEWS さがみ48(相模川48)より

●小笠原/祝島
「>>それに、こんな問題が起きているのは、ダム問題だけではない筈だ。

まさにその通り。私が関わっている小笠原の問題でも、人権問題としか思えない
ような事例が多々あります。そして、法的にはこれらの問題を訴えることで解決
する突破口とできるような手だてもないわけではありません。しかし、わずか2
000人の世界の中で立ち上がり、周りの目をはねのけて行動できる人は少ない。
また、外側からは名乗りを上げない以上、支援することもできない。しかし、私
は胸が痛くなる、また、胸が悪くなるような事例を見聞してきました。
そのたびに、あのスコーンと抜けた青空、限りなく透明な青い海の島に、朝靄の
ように立ちこめる声なき声を聞くのです。
先日、思い立って瀬戸内海に浮かぶ祝島という島へ行って来ました。
なんの予備知識もなくいったところだったのですが、ここは上関原発に反対し続
ける強い島だったのです。毎週月曜の7時から、おばちゃんたちを先頭にデモ行
進が行われます。
原発の話が持ち上がった昭和57年から、反対運動の先頭に立ってきたのはおばちゃ
んたちで、「命とったるぞ」という嫌がらせの電話や包丁突きつけられての脅迫
などを何度もされてきたそうです。
しかし、おばちゃんたちも負けていない。しごく傑作で、また「ホンマかいな」
と思うような応酬(ちょっと、ここでは書けないなぁ)をし、そのせいで裁判ざ
たにもなったそうですが、そんな応酬ができるのも反対派が圧倒的に多いからで、
一般的にはこのような問題ではダム建設や空港建設に反対しないまでもワンクッ
ション置く立場の人間でさえ、理不尽な仕打ちに耐えるという構造が多いように
思います。
政野さんのこの動き、注目してます!
続報を期待します。
** VYB01743/MISS-D <96/10/16 00:35:48> **

●その他、朝日新聞のクリッピングで、参考までに、と以下のような記事を5件
寄せてくれた方がいた。
土地改良に参加しなかったら、「村八分」1年半も 栃木県・氏家町
          91.09.14  夕刊 17頁 1社 写図無 (全1111字)
ゴルフ場造成、反対者も受難(声)
          91.09.27  朝刊 17頁 声 写図無 (全487字)
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まさのあつこ