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2月26日(水)
なぜ対案を出す必要があるか。政府案に問題があるからです。

【河川法政府案の問題点】
1、「目的」に関する改正について。
今は以下のようになっています。(河川法を読んだことがない人が大半だと思う
ので、参考のために第一条だけあげます。全部で第百九条まであります。)

【現在】
(目的)第一条 この法律は、河川について、洪水、高潮等による災害の発生が
防止され、河川が適正に利用され、及び流水の正常な機能が維持されるようにこ
れを総合的に管理することにより、国土の保全と開発に寄与し、もつて公共の安
全を保持し、かつ、公共の福祉を増進することを目的とする。

【建設省案】
ここに今回、2つのことを加えると建設省は言います。
(1)河川環境(水質、景観、生態系等)の整備と保全
(2)地域の意向を反映した河川整備計画

(1)一見もっともに見えます。一見ひとつの成果があるように見えます。そこ
がミソです。あの建設省です。今の法律でも、充分に工事をやめることができる
事業がありながら、そうしないのであれば、こんなに一見もっともに見える法律
は、疑ってかからなければなりません。
「環境の保全」ということがあれば、環境の整備の前に「無闇な開発や破壊行為
はしない」という骨子がなければなりません。これでは「整備(工事)」のため
の保全であろうと読み取れるわけです。

その見方のコツは、「この法律を誰が使うか」です。
「開発したい」と考え、「力」もあり、「票」もあり、あるいは「票を欲しい」
人が、この法律をどう利用するのかを考えなければならない。
それが法律を作る時に注意しなければならないことです。

「水質、景観、生態系を整備する」という「目的」で「開発工事」をされては困
るのです。「多自然型工法」という名の下で、元からある自然がひっぺがされた
りして、そこに多自然工法という新たな環境を作られるのは困るのです。

法律は両成敗。
「環境」という単語がはいるだけでは「環境」は守れない。
そう覚えておきましょう。

今日はここまでにします。
昨日、河川法改正法案が建設省から閣議に出されました。
閣議決定にならず、再度、内閣で話し合われます。

河川法の問題点はまだまだ続きます。

まさのあつこ
P.S. ガロ国王(木頭村のこと)の国王、宗石サンから電話があり、突然だけど、
2月28日にガロの会をするから来ませんか?とのお誘い。天野礼子さんと近藤正
臣さんが来村するそうだ。村は今、議員のリコールを前にユラユラしているので、
明るい情報でホっとする。*「ガロ」は木頭村に伝わる河童のようで河童でない
伝説の動物。