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∞∞ダム日記272(政治家と市民)∞∞

3月23日(日)
え〜、今日はスポーツ新聞的見出しで始めます。

【阿南市が細川内ダム建設反対決議!!!の審議拒否】
徳島県阿南市では、市民団体「細川内ダム建設反対県連絡会」が、細川内ダム建
設に反対する決議を求めて、陳情書を市議会に出していました。

ところが、3月14日に、市議会では、平成4年3月に「建設促進決議」が出てい
ることを理由に、議員提案の意見書か請願書などで再提出するように差し戻しを
して、審議しないことを決めました。

腹が立つのは、こういう時だ。
1.再提出させる気があるなら、なぜ、市民の時間をわざわざ浪費して、審議す
ることを拒否するのか?2.社会状況が変化しているのに、5年も前の決議に引
きづられるのか?

昨日、International Rivers Networkの人と街をブラブラ歩いて、見つけてステッ
カーの文句。「If you are not outraged, you are not conscious enough.(あ
なたが怒っていないのなら、充分に目が覚めていないのだ)」でも早く怒らなく
ていい人生が欲しいぜっ。

さて、推進派の人なら、木頭村の村長や議長もダム審議委員会に参加することを
拒否しているではないか、と言うかもしれない。それにはこう答えよう。ダム審
議委員会の場合、最後の切り札を建設省が握っているからだ。阿南市の場合、カー
ドも何もかも自分達で持っている。

市民からの声が出ている以上、遅かれ早かれ、審議されることになるだろう。
また、同市民団体は、「細川内ダム建設促進既成同盟会」(アメリカでの勉強成
果を披露して簡単に言うならば、彼らはダムを作れという「土木産業界のロビイ
スト」ですね。あらっ?既成同盟会の中に政治家いましたね?あらっ?あららっ?
)の解散も求めました。

はたまた一方、阿南市、那賀川町、羽ノ浦町の議会が亀井建設大臣に「細川内ダ
ム建設計画促進」を陳情。阿南商工会議所が「細川内ダム建設推進決起大会」を
開催。

亀井建設大臣の「任期中に結論を」の発言以来、「市民」と「権力(=土木産業
界=土建政治)」の熾烈な争いが繰り返されている。重要なのは、本当に何故、
ダムが必要なのかということだ。雨が降らなければダムを作っても雨はたまらな
い。那賀川では、日本史上最高の雨が降っても、ダム洪水以外は起きなかった。

以下は、カリフォルニア州の議員へのインタビューで得た回答で、いずれより多
くの人に読んでもらえる形で発表したいと思いますが、さわりだけ、緊急に阿南
市の政治家の方に捧げます。
           *  *  *
市民は思っていても口に出さないものです。日々の仕事がありますからその時間
がありません。ですから、一人の人が電話をかけてきて言うことは、100人の人
が考えていることだと思う。産業界やプロのロビイストの声のよりも、より注意
深く聞くようにしています。
           *  *  *
阿南市の政治家は、もう一度、市民と自分(政治家)の関係を考えてみた方がい
い。

まさのあつこ