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6月5日(木)
徳島県阿南市にある王子製紙の富岡工場の運営に関して質問を送ったら、工場長
の「代理」から、二つのことを理由に、質問への回答はできないと電話がかかっ
てきた。
電話がかかってきたのは、半年かかった仕事の追い込みの最中だった。マナーも
なにもなかった。いきなり「いや〜徳島へ来られたんですねぇ。自転車で?」雑
談から始まった。古い話だなと思いながら、「いや〜、馬鹿なことをしました。
下流からではなく上流から下ればよかったと思いました」と受け流していたが、
あまりにも雑談にとどまっているので「回答をいただけますか?」と話を本筋へ
持っていった。私は忙しいのだ。

【回答拒否の理由】
1.細川内ダム審議委員会が設置されたらそこで話す。
2.よそ者は口を出すな。

【王子製紙 富岡工場 浅井昌彦工場長宛てに出した質問(そのもの)】
1.富岡工場の水の使用量は、水利権の1日22万トンに対し、17.3万トンだと
のことですが、多少の変動があると思うので、変動がある場合(年月日)の水使
用量はどのようなものかお教えください。
2.富岡工場の水のリサイクル状況
−リサイクル率でお答えください
−リサイクル方法をお教えください
3.渇水操業が停止になった年月日を(電話で山本公報室長にお尋ねした時は、
「渇水によって操業が停止になったことはない」、本社でお会いした時は、それ
は「勘違い」だったとのことで、正確なところを)お教えください。
4.王子製紙さんが全国に持っている17工場で、地元との摩擦が起きているケー
スがないかどうか、調査の上、教えてください。
5.富岡工場あるいは王子製紙さんが阿南市や徳島県に細川内ダムを陳情し初め
たのはいつですか?
6.細川内ダムを推進する根拠は、「紙は水をよく使う産業であるから。安定供
給をする必要がある」ということですが、現在の水使用量は水利権を下回ってい
るのでは?工場を拡大する計画はありますか?
7.新しいダムを作ることによって確保できる水量の計算をしている(シミュレー
ションをしている)とのことなので、その数値がどこから出ているか、また、そ
の数値を教えてください。
8.王子製紙本社の企画本部が建設省に対し、細川内ダムを推進し始めたのはい
つですか?
9.5月にあった「細川内ダム推進総決起大会」へ、富岡工場が社員や工員を動員
をしたとの話の確認を取りたいのですがいかがでしょう。
【質問への回答を拒否前後に私が聞かれた質問】
1.出身地
2.川のそばで生まれ育ったかどうか。「違う」と言ったら、「それでは川のそ
ばに暮らす者の気持ちは分からない」と。
3.「堤防をどう思うか?」と聞かれた。「どうも思わない」と答えた。(だい
たい、そんな質問ってあるだろうか?)工場長代理はダムよりも先に「堤防」か
ら見直すべきだと考えているという考えをマイペースで語った。「左右に自由に
蛇行し、扇平野を作り、山から土を運び、葦の原を形成する、水の中にはたくさ
んの生命が・・・」と述べるので「堤防を壊すべきとお考えですか?」と確認し
たら「違う」と。次に「原点から考えるべきではないか」というから「原点とは
なんですか?」と聞いたら「自然とか環境です」だそうだ。

【私が言った意見】
1.審議委員会があろうがなかろうが、推進しているなら、これくらいは企業と
してオープンにすべき内容ではないか?

【感想】
1.「失礼な対応だった。」広報室に電話して伝えた。
2.私は「自然環境」の質問を一言もしていない。しかし富岡工場は「自然」の
話にすり替えようとする。政・官・財界には「市民運動対応マニュアル」でもあっ
て、答えに詰まる時は、「自然」に話をすりかえるようにというふうに書いてあ
るのかな?
3.ダム審議委員会のことを口に出すとは思わなかった。企業が県あるいは建設
省と予想以上につながっているんだな、と思った。
4.売られた喧嘩を買った。すると、もう電話を切るという。ブチっと切られて
終わった。

まさのあつこ