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∞∞ダム日記303(8つの条件)∞∞

6月9日(月)
木頭村長・藤田恵氏と、徳島県知事が、先日、細川内ダム審議委員会の設置に関
して、2回目の会談を行なった際、村長は、就任の条件を提示しました。
円藤知事から文書で寄せられた回答もあわせてお伝えします。
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【細川内ダム建設事業審議委員会就任に関する
      木頭村長からでた要望とその回答】
(1)委員の半数を村が選ぶこと。
【回答】学識経験者の半数は木頭村長から申し出のあった人。行政委員は知事、
県議会議員の代表、木頭村長・村議会議員の代表、流域市町村の首長または同議
会委員の代表を上中流域と下流域市長の二地区に分け、両地区の委員は同数とす
る。
(2)最重要要望事項を取り下げること。
【回答】審議委員会の結論が出るまでの間は国に対し細川内ダム建設促進そのも
のの要望はしない。
(3)建設省の細川内ダム工事事務所と県が設置した生活準備相談所を撤去する
こと。県の細川内ダム関連予算6800万円を凍結すること。
【回答】細川内ダム工事事務所は建設省に趣旨を伝える。県の生活準備相談所は
「行政相談窓口(仮称)」として改組する。審議委員会の結論が出るまでの間は
予算は執行しない。
(4)九十五年七月の県議会土木委員会で、県土木部長等が審議委員会を「基本
計画策定までの一つの手続き」とした答弁を取り消すこと。
【回答】審議委員会は細川内ダムの建設を前提として審議する場ではなく、那賀
川全体の治水・利水・環境について、代替案も含めて幅広く審議する場として設
置する。審議の結果として、ダム建設の実施、中止、変更のいずれの場合もある
ことを改めて確認する。
(5)七十二年度から細川内ダム関連予算として執行してきた約五十億の具体的
な使途を章かにすること
【回答】建設省の予算であるから、趣旨は建設省に伝える。
(6)村内の公共事業費の締め付けをしないこと
【回答】公共事業費は必要性や緊急性等に配慮して、これまでも適切に執行して
おり、今後とも、村から公共事業に対する要望があれば十分意見を聞く。
国道195号の木頭村折宇から西宇の約4.1kmについては、現在までに約1.9kmが改
良済みである。残る区間約2.2kmについては、大型バスの通行困難個所等の緊急
に整備を要する区間から、村の全面的な協力を得ながら、改良を進めていく。国
にも要望する。
(7)審議委員会の全面公開の保障
【回答】審議委員会が判断するが、委員の一人として努力する。
(8)審議委員会の結論は多数決方式にせず、一つにまとまらなかったり異論が
出たりした場合はそれらを併記する
【回答】審議委員会が判断するが、委員の一人として努力する。
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さて、(2)(3)(4)(5)は地元の意志に反してゴリ押しされ続けてきた
ことであり、回答として十分であるとは言えない。
(1)は行政委員にこだわるくらいなら公募でやれと言いたくなる。
(6)の行政圧迫は、端からみれば実に明らかな「差」が数値的に出ていたこと
は間違いないので、潔く非を認めるべきだ。
(7)(8)(全面公開を)「委員の一人として努力する」では十分なはずがな
い。

建設省からの回答が載せられていない以上は、ボールはまだあちらの手にあると
いうことだ。また、徳島県は16日までに村の回答を求めているようだが、村長の
就任の条件は、要望のすべてが整うことだと最初から明言しているわけだし、要
望がクリアできていない以上は、木頭村からの回答はでているようなものだと私
は思うのだが。

まさのあつこ