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ダム日記363(メディアワーク大転載)←  1997年 12月 27日  →ダム日記365(村と県は互角に闘える)

∞∞ダム日記364(序曲から主旋律)∞∞

12月27日(土)
【98年度予算の大蔵省原案】
     「細川内(ほそごうち)ダム」の名は消えました。
田中角栄の談合表にあった「細川内ダム」の文字よ!さようなら〜(^o^)~/
しかし、「細川内ダム」という名前が大蔵省原案から消えるという意味は、「廃
止」という意味では(まだ)ありません。

「今年は細川内ダムが中止になって良かったね」というメールがポツポツ届きま
す。しかし「休止」がダム審議委員会で「廃止」とされるまでは、木頭村は気を
抜かないでしょう。また、ダム計画のなくなった村をどう盛り立てていくかとい
う最大の課題が残っています。序曲がようやく終わり、主旋律がこれから始まり
ます。
私の応援も、これからが本番です(^^) 。

【苫田ダムが教えてくれること】
ダム審議委員会の答申が、賛成反対の両論併記では、細川内ダムは「息を吹き返
す」。昭和32年に始まった岡山県の苫田ダム闘争(平成の世まで続きました)を
見てきた矢山有作氏(水源開発問題連絡会代表)が語った言葉です。時代は変わっ
ても、先達の言葉はいつも何かを語っています。

【足羽川ダムが教えてくれること】
参考になるのは、福井県の足羽川(あすわがわ)ダム審議委員会のケースかもし
れません。答申に推進賛成反対の「両論併記」にまで持ち込んだことは住民運動
の成果です。建設省の近畿地方建設局(近畿地建)は、これを受けて、1997年11
月19日にダム審の意見を尊重し事業について3つの検討を行なうことを発表しま
した。[(1)治水計画について現計画に加え、代替案も検討する(2)水道・
工業用水は治水の代替案と連係して検討する(3)調査検討ののち、結果を公表
し、福井県知事、関係市町村町、関係住民等の意見を聴いた上で、今後の足羽川
ダム建設事業の進め方について判断することとする。]
住民は、「現計画も含めての検討」では、「水没戸数を少なくする」というダム
審の答申を全く反映しないと指摘しています。また、ダム審議委員会自体が、計
画から長期年月が経った事業を早期に解決する意味があったのに、「ダム建設計
画が持ち上がった時点に逆戻りした」と。
確かに近畿地建の言う「調査検討」を何故、ダム審議委員会の中でやらなかった
のか疑問です。両論の出ているダム審議委員会でテキトウに審議しておいて、住
民の目の届かないところで「今後の足羽川ダム建設事業の進め方について判断す
る」のでは、逆戻りそのものです。近畿地建!目覚めている住民の目はごまかせ
ないぞっ!

【そして細川内ダム審議委員会】
「細川内ダム」の名前は消えても、「細川内ダム審議委員会」は開催される?!
細川内ダム予算が大蔵原案から消えたのは、徳島県が予算を陳情しなかったから。
徳島県が予算を陳情しなかったのは、木頭村町と議長をダム審に就任させるため
でした。
つまり、「細川内ダム審議委員会」を開かせるために、「細川内ダム」という名
前が大蔵原案から消えたわけです。面白いですね(^o^)ケケケ。

また、木頭村は、「細川内ダム工事事務所」の撤退もダム審議委員会就任の条件
に入れていましたから、これも建設省「が」飲み(ゴックン!)ました。代わり
に建設省はちゃっかり「那賀川工事事務所」という名前で概算要求していて、そ
れが通った(しぶとい)。
とりあえず「細川内ダム工事事務所」は今年度末に消える。建設が始まってもい
ないのに「工事事務所」を設置するという、住民に諦めムードを漂わせるための
「既成事実化」作戦基地の明け渡しです。
ダム建設のために日本全国各地で行なわれてきた手法はこれで終わりにすべきで
す。
建設省は、工事の始まっていないダム建設工事事務所を撤去せよ!...という
運動を住民は起こすことができる!木頭村に続け!そのためには、徹底した分析
と徹底した情報交換をどんどん推し進めること!
準備期間は終わり。来年はいよいよ私達の「市民」の時代です!
そう思いませんか?

まさのあつこ

P.S.次回は木頭村長と徳島県知事のダム審議委員選出バトル報告!