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∞∞ダム日記400(考える)∞∞

5月19日(火)
【ダム日記399号までのおさらい】元々、木頭村の細川内ダム反対運動の応援日
記ですが、同じ徳島県の吉野川がピンチなので、「おんどりゃ〜!」と浮気して
います。

【ダム審議委員会のおさらい】1995年夏に建設省の通達で開始。
結果から言うと、反対運動の激しい所と、元々、建設省がマイナーチェンジをし
たかった所に、御用ジャーナリスト風に言えば(^_^;)、「計画から長年経過して
実情と合わなくなっているダム事業」に設置され、現在、進行中なのは、吉野川
第十堰(だいじゅうぜき)のみとなった。
他のダム審議委員会は、皆バタバタと「政・官・学」のトライアングルにやられ、
無駄な公共事業で、川が荒らされる状況に、各地で抵抗が続いている。川辺川ダ
ム(GWに大規模なイベント開催)、徳山ダム(2月3月と立て続けに下流住民らが
集会)、苫田ダム(5月16日に岡山県津山市で「苫田ダムと吉井川の治水をめぐ
るシンポジウム」を「苫田ダム阻止土地共有者の会」らが主催)、足羽川ダム
(トラスト運動実施中)・・・。

こうした声がかき消されるのは、それが少数派だからか?
そうではない。「考える」人そのものが少ないからだ。

例えば、少し考えてみれば、「わざわざ1000億かけ、年間維持費7億をかけ、
吉野川の水をせき止めて、淀ませることによって起こる損失に等しい価値を、人
間はそこから産み出すことなどできないこと」はすぐ分かる。

【学識経験者は誰のため、何のためにいる?】
ダム審議委員会に出席中の「学識経験者」という人々は、それくらいの議論もし
ていない。以下がそのメンバーだ。
 添田喬  徳島文理大学 学長
 岡元大三 前徳島県商工会議所連合会会頭
 浅居孝教 徳島新聞社 論説委員長
 岡田洋之 弁護士
 伊東秀子 四国大学教授

5人の内、浅井氏が、調査報告で予測されている範囲外の環境のことも考えねば
といい、伊東氏が、環境のことをもう少し審議したいと言っているのをのぞき、
残り3人がほぼ建設省の主張をそのまま飲んだ形の結論を出しそうな雰囲気を演
出し始めている。彼らにはもう一度、自分の頭で物を考えてもらわなければなら
ない。

【なぜ政治家になった?】
審議委員会には、その他行政関係者が6人いる。この人たちこそが、「政・官・
学」の要の人々だ。徳島県知事。徳島市長。徳島市議会議長。藍住町長。藍住町
議会議長。彼らは何を考えている?何を目的で政治家になった?もう一度、原点
に戻ってもらいたい。今、この時代、この転換期に生きている人間であること。
この時期に、政治家であること。人間であること。その人間がこの世のすべてを
牛耳って生きてはいけないと分かった時代に生きていること。

洪水防止・塩害防止のための第十堰河口堰、いい加減、そんなウソを「ウソ」と
言える人になって欲しい。町(政治)を動かすというのは「人」を動かすことで
あって、川を動かすことではない。金を動かすことではない。ましてや川を壊す
ことではない。

【まんが第十堰】
吉野川第十堰の歴史と可動堰建設の問題点を、緊急に理解したい人にお進めした
い。(DJEBEL250XC@明石さん、情報サンキュー!)
 題名: まんが第十堰・まるまるわかる吉野川河口堰問題
 著者: まるむしねこ 定価:600円+税
 発行: [まんが第十堰]刊行委員会
 販売: (株)あわわ/販売部 Tel.0886-54-1111  Fax.0886-26-5629

まさのあつこ