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6月5日(金)

【堤防を42センチ高くするか、川を一本、つぶすか】
水位計算のミスの指摘に始まって、論点をずらされていた。
重要なことを指摘しておきたい。
市民団体に「過剰」と言われる建設省の「せき上げ」(堰があるために洪水時に
水位が上がる、と建設省が指摘すること)が正しかったとして、建設省が「安全」
と定める水位を42センチ越えるだけだ。堤防の一番上までは1メートルの余裕が
ある。

市民らが主張しているのは、「せき上げ区間だけ堤防を42センチ高くすればいい」
ということだった。建設省はそれに応じない。

【裏付け1】建設省の計算が過剰であることの裏付けとして、市民側は水位計算
に挑戦した。河川工学を知っている人なら誰でも知っており、「素人」は誰も知
らないように、水位の計算は、最初の基礎データをどのように作るか、計算に使
う「係数」をどう設定するかで、結果は大幅に違う。計算の仕方の「選択」によっ
て、計算結果を「操作」することが可能なのだ。市民側が主張していたのはそう
いうことだ。

【裏付け2】過去の洪水の跡(堤防に残されている跡)と、建設省のデータは一
致していないことも指摘されている。

建設省はそのすべてを否定する。

そして、「信用を失い」(と、1日に徳島工事事務所を訪れた時に「なぜ、計算
ミスの指摘なんて市民の足をひっぱるようなことをしたのか」と聞いた時に担当
官がもらした)、形勢が不利になり、建設省は「せき上げ」を視覚的に見せるた
めに、数千万という税金を費やして、吉野川の巨大な「模型」を作り、大々的に
「せき上げ」を印象づけた。

外からじっと見守る者は、「建設省が追い詰められている」と思ったものだ。

【自分で作った堤防を信用しない建設省】
6月2日の建設省との懇談の時、発言はしなかったが、実は徳島県議会議員も一人
来ていた。懇談会が始まる前、彼は言った。
「建設省は第十堰のせき上げ「だけ」が危ない危ないと言う。だが第十堰の上流
の方に土盛りの堤防があるですよ。1.5メートル以上の所が土なんだ。安全にす
るように第十堰を作るというなら、その前にそこをブロックで固めたらどうだと
私は言うのに、それはしない。せき上げする所の上流の堤防を安全にするのが当
たり前でしょう?建設省が作っている堤防が自分たちで危険だというなら何を頼
りにしたらいいのか。一貫性がない理由で第十堰を作ろうとしている。」

【建設省語で「協議」とは「新聞発表」】
8日の審議委員会に徳島市長は欠席する。曰く「8日に委員会が開かれることは今
朝の新聞で初めて知った。正式な出席要請は来ていないが、当日は本会議があり、
私は議会を優先したい」(朝日新聞徳島版6/5より)。
もっともですね。
審議委員は日程を「協議」したはずじゃなかったんですかね?建設省さん?
「協議」っていうのは、発表を新聞で知らされることなんですか?

徳島新聞のインターネット版の読者から伝言を受け付ける伝言板があるそうだ。
http://www.topics.or.jp/Hiroba/dengon.html
アクセスできる人は、、吉野川第十堰に関して伝言を!
アクセスできない人は徳島新聞本社FAX:0886ー54ー0165へ。
「関心を寄せている!」「吉野川を守って!」ひとことで構いません。
私達の未来は私達が決めたい。その意志を伝えてください。

ついでに、同じものを以下にも送ってください。
円藤寿穂・徳島県知事(審議委員会の選出者)FAX:0886ー21ー2820
小池正勝・徳島市知事FAX:0886ー21ー5007

まさのあつこ