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∞∞ダム日記415(通達の数)∞∞

6月9日(火)
今日こそは終わらせなければならない仕事を抱えながら、こらえ切れずに昼前、
建設省の広報課に電話をした。
「建設省で出している通達の数を知りたいんですが」
「把握していません。把握する予定もありません。各部署全部に聞くしかありま
せん」
「把握して教えていただけませんか?」
「通達と言っても色々レベルがありますから各担当でも把握しているかどうか」
「では各部署の直通電話番号を全部教えてください」
「電話してもすぐに分かりませんよ」
「構いません」
「代表電話から回してもらえます」
「全部の課の名前が分からないので」
「だったら○○というのに全部載っています。販売されていますよ」
「・・・買わずにすませたいんですが教えてくれませんか」
「電話番号は載っていないけど課の名前が載っている一覧ならあります」
「FAXしていただけませんか」
「今までそういうことはしていないんです。こちらに来ていただければ差し上げ
ます」
「前例がないからですか?そちらに行ってもお手間は同じだと思います。ページ
数は多いですか?」
「一覧です。名前が入ってますから。何に使いますか?」
「(心理的にこの人は教えたくないのだ。そして何故教えたくないのか、頭の中
で整理されていないのだ。ただ恐れている。闇雲に恐れている。)記事にする時
はまたお知らせするということでいかがですか?」
「お越しください」
「お手数だとは思いますが、こう押し問答している間にコピーしてFAXしてくれ
ませんか?」
「1億2千万人に答えるわけにいきませんから」
「実際に1億2千万人からは電話は来ないでしょ?分かりました。行きます。どこ
の課の誰のところに行けばいいですか?」
「誰でもいいです」
「何課ですか?」
「広報課です」
「の、どなたですか?」
「誰でも分かりますから」

瓦建設大臣は、通達の数やレベルや種類を知っているだろうか?組織の長として、
当然把握しておくべきことだと思う。なんて不透明なものが不透明なままで放置
されてきてるいんだろう。師匠の話を思い出した。官僚の対応が悪い時は議員に
頼めばいい。さっそく頼んだ。

【今日の教訓】
1.建設省は自分の所で出している「通達」をまったく把握していない。
2.建設省の顔である「広報課」は、建設省が出している「通達」を把握すべき
ものだと思っていない。
3.やりたくないことをあれこれ言って断ることで、不必要な不信感を煽ってし
まうことに官僚は気づかない。
4.「広報課」に属している職員が「知りたい」という一般人の欲求を理解して
いない。
5.「広報課」でありながら「建設省という組織のことを理解していただこう」
という謙虚な姿勢も意図も意欲もまるでない。
6.大蔵省の通達が全廃されたという事を受けて、当然、自分の省にもそうした
問い合わせが来るという予測を立て、準備をするというプロ魂がまるでない。

建設大臣にも、この教訓をFAXで教えてあげよう。
だんだん、図々しい国民になってきた。もっと図々しくなる必要があると思う今
日このごろだ。

まさのあつこ(明日は徳島の話題に戻ります)