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ダム日記456(岐阜県知事)←  1998年 10月 17日  →ダム日記458(議員と秘書)

∞∞ダム日記457(犬モード)∞∞

10月16日(金)
臨時国会が終わった!やった〜!(なぜ喜んでいるかはおいおい書く)
ところで、以下は、9月14日(月)に書きかけた日記。とにかく「眠い」の一
言であと一歩の所でアップロードできずにつっぷして寝てしまった頃。最近は余
裕が出てきた(^^)v。
秘書2週間目の軌跡を見ると、う〜む、すでに議員との関係が変化してきている
(落ち着く所へ落ち着くというか、互いの歯車の特徴が分かり始めるというか)
ので、私にとって、非常に興味深い日記だ。「書いておいてよかった!」の心境。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜9月14日の日記〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【犬モードの秘書】
国会議員秘書生活2週間目終わり。これまでダムのことだけを片手間でやってい
たのが、エネルギー全般、化学物質全般、汚染全般、農薬・食品、海外の環境法
全般、走りながら武器(知恵)を拾いながら勉強しながら、両手両足で走ってい
る犬モード(^^)。

勉強の内容を凝縮してボス(モノモノしい言い方を避けて陰で密かに「ケンちゃ
ん」と呼んでいるが本人は知らない(^_^;)。)にとりあえず(本人は知っている
であろうと思うことでも)インプットするので時々「ケンちゃんの教育ママ」に
なった気分になる。ケンちゃんがあちこちへと飛び回る隙間の5分、10分という
隙間に、時々、追いかけていって(^_^;)詰め込んだり、判断を仰いだりするので、
「うっとうしい〜!」と思われていることは間違いない。あんまり詰め込むと
「それは後!」と赤信号になる。

先日、木頭村長がひょっこり議員会館にあらわれた時には「だんだんと退路を断
たれているみたいで。村長、僕みたいな代議士のところに行くのはやめておけ、
と政野さんに言ってくれれば良かったのに」と愚痴を言っていた(^_^;)。

市民団体の方々から寄せられる環境と健康を守るテーマを片端から取り上げてい
る。「あなたの体力の続くかぎりやっていい」と言われている。それはもちろん
同時に国会議員として代議士自身が取り上げることになるために、代議士自身の
体力と時間を割くことになる。実を言うと、そんな共同作業ができるとは期待し
ていなかった。「分業ではなく共同作業でいきたい」と秘書になる前に代議士に
言われた時に、「私が代議士を補佐するという関係ではないのかなぁ」と内心思っ
た。が、だんだん、代議士の言う「共同作業」のイメージが分かってきた(気が
する)。

その代わり、「どっちが音を上げるか」みたいな量の件案を抱え始めている(恐
ろしい)。議員会館の夜9時の閉館と私の体力がブレーキ。走りたいだけ走らせ
てくれるので仕事はしやすいが、走りたいだけの体力がないのでおのずと限界が
ある。私が抜けている部分をチェックしながら仕事を進めてくれるので、視野も
広がり楽しい。

仕事の一例。2・4-Dという輸入レモンに使われている一種の枯れ葉剤に関して市
民団体が8年も前から厚生省に対処を求めている問題に対し、対処をしているそ
ぶりが見えないので、事実関係を確かめるため、質問主意書に、印刷物からの引
用の形で担当官を名指しで書いた。すると代議士は「驚かないようにこの人に電
話をしておこう」と、温暖化防止法案の審議の合間をぬって自分で厚生省の代表
電話を回して電話をかけていた(時間の許す限りなんでも自分でやる人だ)。慌
てたのが厚生省。「回答延期のお願いをかねて、状況をご説明にあがる」という
再三の電話と、温暖化防止法案でゴタゴタしている代議士の状態を見比べながら、
気を利かせたつもりで「私が代わりに聞いときましょうか?」と言うと「あなた
だけ勉強しても、僕だって勉強しなきゃ仕方がないんだから」とたしなめられた。
そうだった。代議士の代わりなんて究極的にはできないのだ。代議士は選ばれた
人。私は単なる雇い人。この差はデカイ!

過去に、小さな私企業の社長アシスタント(秘書)をしたことがある。その時は
社長が二人分の仕事をしたいために私を雇った。まったくの「分業」だった。そ
こが今度とは明確に違う。たしかにあるレベルでの分業はできる。しかしすべて
の要は代議士が握らなければならない。代議士の脳味噌を通らなければならない。


まさのあつこ

PS. さて、上記の日記から数週間。まだまだ「あ・うん」の呼吸での共同作業が
実現しているとは言いがたい。だが、ここ最近、代議士の仕事のペースでやると、
「遅い」と見えることが、実はきちんと積み上がって形になっていくことに気づ
いた。だいたい私は無駄に走り回る方だから、そこらへんを一周してくるくらい
で、ちょうどいいペースだ。問題を一番下から積み上げて、ねばり強く追ってい
く議員であること(あるいはそんなふうに成長している)代議士であることに、
最近やっと気づいた。

さて、P.S.から1週間たった。また認識が違ってきている。議員と秘書の心地よ
い共同関係を作り上げるには、まだまだ時間がかかりそうだ。

【おまけ:永田町へ来てウブな私がびっくりしたこと】
企業の利益を守るために働いている国会議員がいること。
「うっそ〜。こんなにあからさまに本当だったのぉ!」てな感じ。