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∞∞ダム日記460(トラスト)∞∞

10月25日(日)
今日はいい天気!鎌倉で広町のトラスト運動が始まったので、午後はそこの散策
に行く。トラストと言えば、最近ダム計画バスティング活動(^_^;)関係の仲間で
「えっへん。僕は日本全国で4つの地主になった!」と言った人がいたが、私も
後に続こうと思っている。住民票を取りに行くのが面倒だが、その手間だけで遠
くにいる仲間を励ませる(「遠くから」というのはロマンをそそるではないか?)
と思えば・・・、それでもズボラの私には面倒くさい。(辰巳ダムなんざ、96年
に呼びかけられてからずっとさぼっていた。すみません<関係者。)発信者を紹
介します。「自分も興味がある!」という人は直接情報を取り、トラスト運動に
参加してください。

【お国のためのトラスト運動】
・・私、思いますけど、財政破綻が国だけでなく地方にまで広がっている現在、
身銭を切って参加するトラスト運動で無駄なダム建設を「止めてあげる」のは、
今や冗談抜きで「お国のため」「地方自治体のため」になると思う。

【寛永9年にできた辰巳用水を守り兼六園の水も守れるトラスト運動】
辰巳(たつみ)ダム計画。事業者は石川県。目的は洪水予防。川底を掘り下げれ
ばOKという代替案が技術者から出されたのに対し、「町中を流れる川の水位が下
がると町の景観が悪くなる」からダムを作るという妙な反論を石川県職員が語っ
ているのをテレビで見たことがある。町の景観を守るためには人の手が入ってい
ない犀川(さいがわ)渓谷は壊れても仕方がないそうだ。なんという感覚(思い
だしたらまた腹が立ってきた)。おまけに流量データの捏造が明らかになり反論
もできない状態だった(過大な見積で計画が成り立っていた)。
今年度は予算凍結になったと聞いて、「やれやれ止ったか」と思っていたら、景
気対策として補正予算で復活したそうだ。ダム計画って息の根を止めないとダメ
なのね。

犀川にはすでにダムがある。洪水予防には現在、それでピークカットをする。
「何故もう一個必要なのか」という疑問からいろいろ調べたエンジニアがいる。
この人は面白い人で、疑問に思ったことは、どこまでもどこまでも足で歩いて調
べ上げ、調査結果を冊子にして出版する。先日もまた一冊出た。
●「転換期の私的・土木技術論考 辰巳用水と辰巳ダムから明日の土木を考える」
   (技術士 中登史紀著 1,000円 問い合わせ nakaco@msn.com)
この人は吉野川第十堰にも興味を抱き、現地に飛んで冊子を作ってしまった。
●「吉野川第十堰 治水対策と歴史的文化遺産との共存は可能か」
  (技術士 中登史紀著 500円 問い合わせ nakaco@msn.com)

共通項は、歴史的文化遺産となって残った土木技術と現在の土木技術だろう。
中さんの考え方は、今や私の考え方のベースとなって染み込んだ。もっと早く細
かく紹介すべきだった。申し訳ない。

【土木技術者の考え方】
これまで2度お会いしたが、彼のエンジニアとしての考え方に、私は強い影響を
受けた。それは「目的を達成するために、もっとも安価でシンプルな方法は何か
を求めることが、土木技術者の仕事なんですよ」ということ。彼は土木技術者で
あって河川工学者ではない。しかし、この考え方はド真ん中をついた正解ではな
いだろうか?

【そんなわけでトラスト運動参加の詳細は】
辰巳の会事務局 E-mail: ikariyama@msn.com Tel/Fax: 076-298-7429へ
トラスト地は、一口3000円です。

まさのあつこ
P.S. 木頭村も別の意味でややピンチなので早く発信したいのだが、福岡県の星
野村のトラスト運動のことを紹介してからにしよう。これも発信をずっとさぼっ
ていた。