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11月20日
「干潟の失敗」という前回のタイトルが悪かったか、視察自体が失敗だったかと
いう印象を与えていたらごめんなさいm(_ _)m。そうじゃないんです。私、物事
がうまくいった時ほど、詳細に反省をする癖があって他人に誤解を与えます(お
騒がせなヒト)。強調して言います。視察は大成功!

なんせ、ネジレている議員達(国会レベルと名古屋市議レベル)がきちんと議論
したんですもの。結論から言うと、その結果、何が起きたかというと、党の中に
「藤前干潟プロジェクトチーム」ができた(11月18日)。簡単に言うと、「これっ
て名古屋だけの問題じゃないよね」ということ。問題解決のための具体的メニュー
も決まってきた。それが最後までうまく行って藤前を保全することにつながるの
かどうか、現時点では誰も分からない。代議士達だって少し不安に感じていると
思う。迷いながら歩き始めたと思う。時々後悔すると思う。
だけどベストを尽くそうじゃないか、やってみようじゃないか、なんとかなるか
もしれないじゃないか、という雰囲気ができてきた。こんなことって今までなかっ
たと思う。
壁はものすごく厚い。まもとに考えれば「不可能だ」と思える。迷惑施設を考え
る際の自治体同志の利害関係というのは単純な問題ではない。誰も首をつっこみ
たくない。一歩退いていれば「小さな失敗」として過ぎていく。その方が国会議
員には楽だ。一地方のこととして過ぎていってくれる。
それを調整するなど「何の権利があってお前達やるんだ!」というふうになると
思う。そこに首をつっこむって大変なことだ。しかし、誰かがやらなければ日本
では永遠に環境保全はできない。「何で自分がやらなければならないのか」「な
ぜ藤前か」と代議士達は状況が苦しくなればなるほど思うだろう。でもやってみ
なければ分からない。頭のいい人達だけに、「先」を予想して最初からダメと諦
めてしまう。ダメでも走りだせば、そこに援軍が必ず登場するという、市民運動
をやっていれば誰でも知っていることを議員達は知らないから諦めてしまう。本
質的な行動(それはとても地味なものだ)をやっていれば必ず体力がついていく。
失敗しても絶対に無駄にならない。その時こそ、本当に進むべき道が見えてくる。
私は議員達にそれを見て欲しい。諦めないで欲しい。

「何もせずに総論環境保全賛成、でも各論では『○○が難しくてここもだめだっ
たね』というのはだめなんじゃないか」というふうに私のボスは言い始めている。
元々そうだったのか、私が気づかなかっただけなのか、どんどん成長する、楽し
みな議員になりました。代議士のお昼の時間を削ってスケジュールを詰め込んで
会わせて来た市民の方に、触発され始めている、と思います。人が人を作り、人
が国を作る。私はそれを信じています。
代議士夫人はとても素敵な豪快な方。秘書になって2週間目くらいだったか、
「この前ね、『おなかがすいた。なんか食べるもんない?』って子どもみたいな
こと言いながら帰ってきたのよ。『御飯も食べさせてくれないんだって』。ほほ
ほほ〜っ。子どもみたいな人だから一生懸命になると自分で忘れちゃうのよ。日
程表に『お昼』って入れといてね」と言われた。その日は晩御飯も食べる暇がな
く夜の9時過ぎまでぶっ続けで仕事させてしまった日だった。「わははは」と夫
人と二人で笑ってしまった。それから忙しい日は「昼食」と日程表に入れるよう
になった(^_^;)。

さて、今、藤前干潟に関して一部の議員達が始めた事は、永田町全体で起きてい
る新聞を賑わしていることと比べると、幼稚なエクササイズだ。しかし、こうし
たエクササイズ、丁寧な体力作りが国会議員の中で行なわれてこなかったから抜
本的な改革が何もできてこなかったと思う。行政の縦割りが崩れなかったと思う。


こんなこと言ったら怒られるかもしれなけど、正直言って、日本市民の成熟度と
国会議員の成熟度は同レベル。一部の人しか目覚めていない。「国民」で目覚め
ている人と、「国会議員」で目覚めている人とちょうど同じくらいの割合かな、
と思う。目覚めている人でも武器がまだまだ訓練されていない。そんな意味で、
今、NGOと国会議員(といっても自分のボスだけど)のステレオ放送を見ている
ような気がしてる。シンクロナイズしてその両側が成長していくように、デンと
座ってその間をつないでいたい。

深刻な職業なのに、ますます脳天気になる必要性を確信した
まさのあつこ

P.S.えー、私からのレス、原稿など待っている方々、お待たせしました。この週
末で全部!お送りします!