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∞∞ダム日記467(林野庁長官)∞∞

11月25日(水)・・干潟の話がまた1回飛びますが・・・・。

驚いた。林野庁長官ってキレ者。結論を先に言うと、長官は「大規模林道事業」
に異論を発してきた市民団体との話し合いの場を、12月4日に設けると即決しま
した。昨日、超党派「公共事業チェックを実現する議員の会」の代議士が「再評
価委員会」に関して申し入れた席でです。

9月9日にマスコミにも非公開で始まった森林開発公団の大規模林道事業の「時の
アセス」。問題提起を受けて、ヒアリング(8議員参加)、山形県での視察(2
議員参加)とジリジリとですが、議員の会としての取り組みを進め、ついに急遽
24日(昨日)、事務局長として私のボスが林野庁長官に以下のような申し入れを
しました。

詳細は機会があった時にでも。この件に関する情報は、東京新聞11月25日朝刊特
報に結構デカデカとボスの写真と共に報道されました。山形では各紙で報道され
たようです。
まさのあつこ

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林野庁長官
山本 徹殿
                大規模林道事業再評価についての要請書
                                                                                                                                              1998年11月
24日

                公共事業チェックを実現する議員の会
                       会長 武村正義     会長代行 秋葉忠利
                       代表幹事 竹村泰子 事務局長 佐藤謙一郎

    超党派の衆参両院議員で構成する「公共事業チェックを実現する議員の会」
は、林野庁の外郭団体である森林開発公団が今年度9月に開始した大規模林道事
業再評価委員会に関し、林野庁基盤整備課および市民団体からヒアリングを行な
い、11月6日には山形県の朝日ー小国区間を現地視察しました。第3回の再評価委
員が11月26日にも結論を出すと聞くにおよび、以下要請いたします。

    再評価委員会は、住民や環境保護団体の要望に反し、非公開で行なわれてき
ました。議事録を閲覧させるだけでは、透明性と客観性が担保されません。住民
参加の確保は、財政の健全化や効率化を促すための必要最低条件であることは言
うまでもありません。山形県の朝日工区では、95年7月に既設の大規模林道が大
崩落しましたが、この路線は、住民から崩落の危険性がかねてから指摘されてい
ました。現在工事中断中の白鷹工区でも、付近の黒鴨林道が「代替案」として提
示されていますが、同様に崩壊の危険性が指摘されています。住民参加と監視の
ない代替案の検討は、説得力に欠けるといえましょう。
    大規模林道事業そのものは、1969年の新全国総合開発計画に基づく山村地域
の地域開発を目的に開始されましたが、継続すべきかどうかは環境の価値を含め
た費用便益計算を行なった上で、再検討する必要があります。昨年12月の林政審
議会の答申では、木材生産機能重視から、公益的機能重視へと転換する必要性が
述べられています。我が国の急務は、国内の森林を持続可能な経済循環に組み入
れる道筋をつけることであり、妥当性の疑われる大規模な林道の拡充を図ること
でないことは確かです。
    多くの計画路線は、生態系豊かな山岳環境にあります。11月15日には、山形
県の朝日ー小国ルート周辺で、環境庁のレッドデータブックで絶滅の恐れがある
とされる天然記念物クマゲラのねぐら木が発見されました。東北地方の大規模林
道予定地は、未だ知られざる野生生物の宝庫であることは間違いありません。そ
の保全に取り組むことは、生物多様性条約締約国として当然の責務です。
    以上の点をご考慮いただき、また長年にわたりこの問題に取り組む市民の声
に耳を傾け、批判にも耐えうる再評価の仕組みを再考される勇気と指導力をもた
れますことを要望いたします。
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