TOP 1-100 101 - 200 201 - 300 301 - 400 401 - 500
ダム日記468(3カ月経過)←  1998年 12月 6日  →ダム日記470(私的な公有水面)

∞∞ダム日記469(住民投票)∞∞

12月6日(日)

日本全国で市民運動のお手本にして欲しいと思うのが、徳島県の吉野川第十堰を
巡る運動。今年の夏にダム審議委員会で可動堰建設を「推進」という結論が出た
時に、「住民投票」の準備が始まっていた。

【スタートが有権者50分の1以上】
準備に準備を重ね、署名を開始する時には、徳島市議会への直接請求が必要な有
権者の50分の1の署名数を越える数の徳島市住民が、受任者(署名を集める人)
として立ち上がった。

【フィニッシュは有権者の半数】
そこがスタートだったから、署名締め切りの12月2日を過ぎて集計が始まり、現
時点までに有権者の半数に迫る10万人以上の署名が集まっている(半数を越える
んじゃないかと思う)。有権者の3分の1は裕に越えている。有権者の3分の1
が集まれば、リコール請求もできる。
自分達「一人ひとり」が結集することがどんな力を生むかに目覚めた市民は、も
う眠らないだろう。住民投票の行方がどうなろうと。徳島からは徐々に、地域と
しての意志決定時に形骸化した間接民主主義をゴリ押しをする議員達は駆逐され
ていく。市民が議員を選ぶ時の、分かりにくい尺度や基準が、今回で一つ、共通
項として与えられるのだから。間接民主主義の欠陥を軽視することにより、間接
民主主義に駆逐されていく議員達を、私達は目にすることになる。

事業を推進してきた徳島県知事や徳島の市議達は、可動堰問題は専門的で「一般
の人には理解しにくい」「決められるのか」という論法で反論をしているらしい。
住民投票に署名した人に言わせれば「それはこっちのセリフ」だろう。不勉強な
政治家には任せられないから住民投票で決めようと言われているのにそれに気づ
かないのだとしたら滑稽だ。
11月25日には、地元選出の市町村議員と国会議員がつながって、「住民投票」を
求める声明を出した。これも凄い。こんなことが実現した地域は他にないだろう。
嬉しい意味で「よそ者が口を出す場合」でない(^^)。
紆余曲折があっても、徳島は民主主義先進県として国全体に大きな影響を与えて
いくことは間違いない。吉野川で起きていることは、日本の間接民主主義の末期
症状として、世界に向かっても発信されるかもしれない。

まさのあつこ

P.S.地域と言えば、神奈川県はひどい。財政危機にあり、職員の給料を減らした
り役所でケチケチ作戦をしていると言うのに、道路、港湾、ありとあらゆる公共
事業についてイケイケで永田町に陳情に来ている。神奈川の職員は納税者を差し
置いても怒った方がいい。関係市町および県の首長の名刺の束を片手に集団で来
る。毎日来る。

・・・次はやっと名古屋市の干潟ミステリー。